KTM・ファンティックの茨城県正規代理店 モトビルド神原

国内4メーカー・輸入車取扱。ワンメークパーツご相談を。オフコース有り。*当分毎週火・水曜日休みます

スモールデュークで1億7千万年前を見に行く

2016-12-06 23:02:35 | 店描
寒さも本格的になってまいりまして、この季節に辛うじて走れる林道は、県内なら笠間から下でしょうか・・
ほの暖かい日差しのあった先週、ふらふらと市内観光へ行ってまいりました。
砂利や枯葉が浮いていたり、山から湧き水が流れてくる所ですが、スモールデュークならなんとかなりそう!


皆様は「茨城県は日本列島の土台、日本列島の原型説」をご存知でしょうか。
「またまた~、好感度全国ワースト1の県民が何を言う~」 ですと?
さあ、あなたも茨城県HPへレッツゴー
https://www.pref.ibaraki.jp/bugai/koho/kenmin/hakase/info/38/index.html
今のところ日本最古の地層は茨城県日立北IC近くの小木津山自然公園や御岩神社やかみね公園あたり一帯で、
県内の皆様は大変なじみ深いことでしょう。 気軽にフツーにそこら辺りで見ることができ、
ご神体やら石像に加工されているものや転がっている石もそうらしい。5億年前の地層だそうです。
県内3番目の古さを誇る地層が笠間市にある愛宕神社付近で見られるそうなので、
わたくし笠間市民でありながら先日初めてその地層を拝みにいったのでございます。
愛宕神社とその周辺。 
       

気になる所で気軽に車体を止めちゃいます。
路面には陥没やかなりの斜度があったりしますが、スモールDUKEに気は使いません。。
眼下に広がる日本一の関東平野(東茨城台地)に隅々まで目を凝らせば
水戸の県庁から鉾田や茨城町にまたがる涸沼、身長100メートルの牛久大仏までが見えたりします。
一方目の前には小さな世界が。いかにも怪しそうな葉っぱを見つけては裏をひっくり返します。
居ましたよ~胞子やら蝶の幼虫やら陸生の貝やらが。がんばって冬を越すんだよ~
拾ったシイの実をかじってみたりもしましたが残念、中身がない。台風で落ちて熟さなかったんですかね。
     

問題の地層は・・
なんでも面白いモノは裏っ側にあるらしいです。神社の裏手に回りますと荒々しく黒い岩盤が
一方向に隆起している跡がみられます。これが1億7千万年前の地層らしい!!! 
両手で感慨深~くなでなでさわさわしてみます。よくここまで旅をしてきたね。
さて瞑想でも、という前に試しに蹴飛ばしてみたらピキっっと欠けてしまいました。すまん!片理します。 
もしここで白地につぶつぶの石を見つけることができたら、世紀の大発見です。
ここ愛宕山では黒い岩ばかりで白い花崗岩はみられないと聞いていましたが確かに。笠間は御影石の産地としても有名なのですが。
     

「ずいぶん静かなオートバイもあるんだねえ」と、
笠間市指定天然記念物と案内のあるムクの大木を眺めていたら近所のおじいちゃんから声をかけられました。
ぅ~ん、“コールきってる”バイクがけっこういますからね~。
世間をおどろかすようなことのないようなるべく気をつけて走りますね~
「昔この木の中で焚き火をしてボヤをだしたことがある」・・・は~そうですか。。今は天然記念物。。幹は太いがたしかに空洞ですね・・
「いい所ですね。柿がなってるのにみかんもいっぱい。ムクも大きくてこの辺りは暖かいんですね。」
「いい所だよここは。今度お祭りもあるからおいで」
もうじき日本三大奇祭ともいわれる『悪態まつり』ですか。罵声やらお供えの奪い合いやら風流のある古参道がスゴイことになるらしいです。
愛宕山周辺は気候や地層の交錯する、とても面白い場所です。
 

帰りがけに、当店のある355号沿線にあるカフェであったまります。
ご主人が営むオールドギターのリペア工房と、奥様の営むカフェの入り口は一緒。ギャラリーもあります。
工房にはおじゃませず、奥様とおしゃべりしていると、ご主人が顔を出して下さいました。
わたくし経理係はご存知のように大変人見知りで恥ずかしがりや(*゚ー゚)>なのですが、
オートバイでひとりで移動していると、いい意味で開き直って人様と会話できます。
地元でぜいたくな一日となりました。
 
*長文失礼いたしました