般若心経

写経
四国八十八ヶ所

般若心経

2021-10-10 | Weblog

 電気がついた

 先週火曜日5日のことです。夕方洗濯物を干していた家内が「龍王山に電気がついた」と知らせてきました。龍王山は家から西方向、直線距離で1.8km海抜209mの山です。山頂に鳥居があり、15年ほど前に地元のお年寄りが太陽光で点灯するライトを3個取り付けていました。わが家からも小さくライトを確認することができました。しかし劣化のためひとつ、ふたつと点灯しなくなり今では全くつかなくなっていました。
表に出てみると山頂にかなり明るいライトがついています。鳥居のライトが修理されたのかと思っていると、しばらくするとふっと消えてしまいました。




翌6日、7日も同じように見えました。宇宙ステーションかなとネットを見ると時刻と方向が違います。
 8日、市の科学センターに問い合わせると金星だそうで、見え方を丁寧に説明してくれました。そして9日には金星と月が最接近しますよ、よかったら見てくださいと教えてくれました。
9日18時半頃西の低い位置だそうです。わが家からはその時刻に月は龍王山に隠れて見えません。見えないとなれば、余計に見たくなるもので、昨日夕方から龍王山に登って待ち構えました。
 山頂はすずしく、少し汗をかいた肌に気持ちいい風が吹いてきます。
やがて日が沈み、新月明けの細い月が見え、左の方に金星が見えてきました。




これから両者が近づいていくことになるのですが、これが最後で、登頂時より気になっていた雲に隠れてしまいました。
 すっかり暗くなり、少し寒くなった山頂で、このまま何の得るところもなく帰るのも癪です。
家内に今から山の上でライトを振るからこちらのライトが見えるか外に出て見てくれと電話をしました。LEDライトは金星とは比べものにならないくらい強力に見えたようで喜んでいました。
家内今年??歳です。

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2021-10-08 | Weblog

 貞享5年

 ビデオの“おまかせ録画”に松平 健さん扮する芭蕉の旅「芭蕉が詠む祈りのこころ 庶民と巡礼・善光寺参り(BS222 2021/9/27 4:00 再)」という番組が録画されていました。
 江戸時代初め、戦乱の世は遠ざかり人々は平和な社会の中で新たな楽しみを見つけました。 それは旅です。「一生に一度はお伊勢さん」「伊勢へ七度、熊野へ三度」、庶民はこぞって熊野詣やお伊勢参り、さらには西国巡礼へと脚を延ばしました。経済は安定し道路は整備されたとはいえ、そのほとんどが徒歩による数十日にわたる長旅でした。それにもかかわらず、東国から来た人たちが決まって訪れたところがあります。それは長野県 信濃の善光寺でした。
芭蕉も善光寺参りをしています。貞享5年(1688)45歳のときです。
弟子の越智越人を伴い江戸を出発し、名古屋から中山道の木曽路を往き更科の姥捨を経て善光寺にお参りし、江戸に戻るというこの話は後に「更科紀行」という紀行文にまとめられています。
 このビデオを見て貞享5年と聞きえっ!と思いました。
その前年、貞享4年は四国遍路の祖といわれる宥辨真念≪ゆうべんしんねん≫が四国遍路のガイドブック「四国遍路道指南≪しこくへんろみちしるべ≫」を発刊した年です。「四国遍路道指南」は当時のベストセラーになり、全国から大勢の人が四国遍路に訪れるトリガーになりました。
芭蕉が活躍していたころと「四国遍路道指南」の発刊が同じころだったと初めて気づきました。四国遍路が信仰だけによる巡礼ではなく、伊勢参り、熊野詣、西国巡礼さらには富士登山、大山詣りなどと同じ全国的ツアーブームの一環でした。
 なぜこの四国遍路道指南、貞享4年を憶えていたかといいますと、一時、四国八十八ヶ所の遍路道の里程(道のり)について調べていたことがありす。そのとき「四国遍路道指南」が初刊後、何回も改版を重ねられていることに気づき、里程と改版の関係について四国各地の県立図書館のレファレンス、博物館に問い合わせをしました。このときに貞享4年が頭にくっきりと刻み込まれました。
この調査の目的は100パーセントは達成することができませんでしたが、調査の中で、香川県立図書館の空海コーナーに四国遍路に関する膨大な資料があることを知り、愛媛県の博物館に問い合わせたとき、学芸員の方が「四国遍路道指南」は貞享4年に発刊され、改版されたすべてのものは香川県瀬戸内海歴史民俗資料館に収蔵されていると即答されたことなどおどろきの連続でした。
 遍路道の里程などを調べても何の得にもなりませんが、このとき調べる気さえあれば何でもいくらでも調べる方法があるということを知りました。
 この里程の問題については、現地調査が残っています。未だ、だれもしていないようで準備だけはできています。将来の楽しみにしています。





二又のオクラ はじめて見ました





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2021-10-06 | Weblog
 藤井聡太さん

 はさみ将棋と山くずししか挑戦したことのない全くの門外漢の私が申し上げることではないのですが。
昨日の新聞に藤井聡太さんが王将リーグで2勝目という記事が載っていました。



この8日から竜王戦七番勝負が始まります。
 先日のNHKテレビ「みみより!くらし解説」で「藤井聡太三冠注目のワケ」という番組を放送していました。
プロ棋士170人の中で勝ち上がってきた者だけが挑戦できるタイトルを三つ保持。三冠達成は今までに9人だけ、この中で28年ぶりの最年少記録更新、しかも初めて10代の記録というから世間が注目するワケです。
 テレビでは藤井さんの謙虚な姿勢、たゆまぬ努力の結果だと分析しています。三冠を達成したとき、藤井さんは「タイトルの数自体をあまり気にしてはいない。自分にとっては、どこまで強くなれるかが一番大事なこと。常にそこに意識を置きたい」と話していました。
世間の喧騒を余所に全く気取りのない言葉、扇子に書かれた文字は「探求」、やはりすごいと思います。
羽生善治さんの七冠に迫るのではないでしょうか。
 それはそれとして昨年藤井さんのニュースが話題になったころ、新聞の川柳欄に掲載された一首が記憶に残っています。
わが息子 ゲームに熱中 十八歳
これもひとつの生き方です。明るく笑い飛ばすお母さんのおおらかさ。
 あっ! 忘れていました。私も、もうひとつ将棋に挑戦したことがありました。
2017/6/9 探偵ナイトスクープで放送された将棋タワーです。
これは将棋の駒の中で一番小さい「歩」を逆さまにして立て、その上に残り全ての39枚の駒をバランスを取りながら積み上げるというものです。
テレビで取り上げられるだけあって、かなり困難な作業です。
三日坊主とはよくいったもので、私は「これは暇がある人のやること」と3日で諦めました。でも暇ができたら、またやってみたいと思ってはいます。
もしお時間がありましたらチャレンジしてみてはどうでしょうか。やりがいはありますよ。
下記にリンクを張っています。
https://www.nanigoto.net/entry/2017/06/10/005616










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2021-10-04 | Weblog
 石鎚山

 10月2日、石鎚山へ行ってきました。
先月末、石鎚山へ行こうと出発したのですが、事故のため列車が運休となり、あきらめました。また来年にしようと思っていたところ、2日の天候が快晴という予報をみて、急遽出発を決めました。
 予報どおり一日中雲ひとつない秋晴れ 、風が適当にあり、暑くもなく寒くもない最高の一日でした。全国的な緊急事態宣言解除後初の週末とあり、伊予西条駅からのバスには多くの登山客が乗り込み、ロープウェイ下の駐車場には多くの車が止まっていました。
 大学生のパーティーの後方について行ったので予定より30分ほど早く頂上社弥山に到着しました。休憩後天狗岳へ行ってみようと思ったのですが、大勢の人で渋滞状態との話を聞き取りやめ。


成就社




八丁

ここから登り坂になります。

くさり場

4か所のくさり場があります。総延長220m
いつかは登ってみたいと思いながら、いつも迂回路へ

試しの鎖の山頂側























 今回もいろいろな人にお会いしました。
・ 西条駅前バス停で 神奈川から来られたという中年の男性お遍路さん
9月15日に出発し、通しで周られているとのこと。横峯登山口まで同じバス。
台風を経験されたそうです。

・ 山頂で昼食のパンを食べていると、倉敷市内にある音楽大学にお子さんが通っていたというご夫婦から声を掛けられました。私のシャツのKURASHIKIというプリント見たそうです。お子さんは現在地元大洲の学校の先生をしているとのこと。大洲はお遍路で通るいい町です。肱川あらしや大瀬の大江健三郎の話を聞きました。

・ 小学校1年と3 年の男の子
元気がいい、二のくさり、三のくさりを登って来たそうです。これから天狗岳へも行くと話していました。

・ 下りしな、三のくさりの迂回路で、3~4歳の男の子を連れた若い小柄な女性
男の子に「すごいなぁ、もう少しですよ、頑張ってね」と声をかけていると、女性の胸に抱いた荷物かと思っていた包みの中から赤ん坊の声。子ども二人を連れて登っていたのでした。思わず「お母さん、すごい!」と叫んでしまいました。聞くとご主人は今鎖場を登っていると話されていました。小さいころから山登りや自然に親しんでいれば、きっと良い子に育つことでしょう。

・ 帰りのバス停で一緒になった中年の男性
四国の山地を縦走しているそうです。世の中にはすごい人がいるものです。


 今年で11回目の石鎚登山でした。毎年、多くの小中学生が登ってにぎやかなので、8月、夏休みの終わりに来ていました。今回初めて10月に登りました。もう少し後になると紅葉がきれいだそうです。来年からは帰りのバスを最終にして風景を楽しみながらゆっくりしたプランにしてみようかと思いました。

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2021-10-02 | Weblog

 図書館

 コロナウイルス緊急事態宣言に伴い8月末から実施されていた図書館の利用制限が昨日より緩和されました。
散歩の途中、ときどき立ち寄っていた図書館の再開はうれしいものです。さっそく行ってみました。席の数は制限されていますが、閲覧室は開放されています。新刊書棚にはこの間に溜まった新刊書が並んでいました。
 しかし、制限緩和とはいうもののマスクの着用、検温、アルコール消毒、カウンターのパーテーション、利用者の間隔保持のためのフロアマーカーなどは継続です。スーパー、コンビニ、官公庁などとともにこれらの対策は今後ずっと続くのではないでしょうか。
 飛沫感染、空気感染対策としてかなりの効果があるようで、昨年から今年にかけてインフルエンザの感染者が激減したそうです。先日、インフルエンザの予防接種のはがきが来ていました。今年のインフルエンザ予防接種は必要がないかもしれません。
 でもやっておこうかな。