般若心経

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般若心経

2017-12-24 | Weblog
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大学講座

今回のテーマは
「高齢者の健康を考える(4)  知ろう!防ごう!認知症」

講義の中から

※世界の認知症患者4000万人、そのうち日本人が462万人 約1割を占める。これは日本が世界第二位の長寿社会になったため。
65歳以上では7~8人に1人が認知症患者、2025年には4人に1人が認知症になるといわれている。

※認知症とは
「普通に機能していた知能が脳の病気により低下し、日常生活や社会生活に支障をきたす状態」

※認知症には原因となるいろいろな病気がありアルツハイマー型認知症などの徐々に進行するものと慢性硬膜下血種などの治る可能性があるものがある。

※世界中で競って新薬の開発に取り組んでいるが、認知症を完治させる薬はいまのところはない。

※認知症の危険因子
   遺伝 老化
   偏った食習慣
   生活習慣病
   喫煙・飲酒
   運動不足
   趣味が少ない
   対人交流が少ない

※認知症を遠ざける健康8か条
・ 健康診断の結果を「放っておかない」
・ メタボリックシンドロームを予防する
・ よく歩く習慣をつける
・ 転ばないように筋力をつける
・ 歩きやすく転びにくい靴を選ぶ
・ 頭をぶつけない
・ 自分の歯と健康な歯ぐきを残す
・ かかりつけ医をもつ
     東京医科大学 羽生春夫教授

今日のポイント
  早期発見・早期治療
  運動が一番、食事が二番

メモ
神経心理検査にはHDS-R,MMSEがある。
認知症の予防・早期発見には国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)の「IROOP: 認知症予防のための健常者対象インターネットレジストリ」から無料のチェックを受けることができる。

  講師
  川崎医科大学 神経内科学 久德 弓子先生