般若心経

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般若心経

2017-03-27 | Weblog
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ジーンズ

 従兄よりジーンズの新しいパンツをもらいました。
私の町は国産ジーンズ発祥の地といわれ、この一月、国会で安倍首相の施政方針演説の中でも紹介されたジーンズの町です。
しかし、実をいうと私はジーンズを穿くのはこの年になって生まれて初めてのことです。
 私の子供のころはジーパン(Gパン?)と云っていました。
今では子供用のジーンズもありますが、その頃は職人さんの丈夫で長持ちのする作業着でした。
50年ほど前のこと、職場の後輩が寮で新しいジーパンの繊維をばらしたり、切れ目を入れたり、サンドペーパーをかけていました。
質素倹約、ものを大切に、すべてのものには神様が宿っておられると小さい頃から叩き込まれた私の脳裡には、新しいものに態と傷をつけている彼の行為は、なんと愚かなことをしているのだろうかとしか写りませんでした。
 ところが、現在では縫製工場できれいに仕上がった製品に皺をいれ、古びた感じを出すように加工をする専任の技術者もいます。
今から考えると彼は時代の最先端を走っていたのかもしれません。
 もらったパンツを穿いてみました。案外足にフィットして穿きごこちよく、ぴったりしているわりに曲げ伸ばしも自由にできます。紳士服一級技能士の従兄も「一度穿いてみろ、一度穿くと他のパンツは穿けなくなる」と言っていました。
 町を歩いてみました。春の風とともに少し若者の仲間入りをしたような気がしました。

安倍首相の演説 (1/20首相官邸ホームページより)
 一日平均、二十人。人影が消え、シャッター通りとなった岡山の味野(あじの)商店街は、その「壁」に挑戦しました。
 地場の繊維産業を核に、商店街、自治体、商工会議所が一体で、「児島ジーンズストリート」を立ち上げました。三十店を超えるジーンズ店が軒を並べ、ジーンズ柄で構内がラッピングされた駅からは、ジーンズバスやジーンズタクシーが走ります。
 まさに「ジーンズの聖地」。今や、年間十五万人を超える観光客が集まる商店街へ生まれ変わりました。評判は海外にも広がり、アジアからの外国人観光客も増えています。