般若心経

写経
四国八十八ヶ所

般若心経

2017-03-05 | Weblog
1673

 図書館の新刊書棚に「病の起源 脳卒中 ~早すぎた進化の代償~」(DVD)が並んでいたので借りてみました。

 700万年前アフリカで誕生した人類の脳は、その進化の過程で3倍の大きさになった。生物の進化の過程で異常と言えるほど急激に大きくなった人の脳の血管はそのスピードに追いつけず、体の他の部分の血管に比べて著しく薄い。
魚類、爬虫類、人以外の哺乳類には、脳卒中がない。
またアフリカ カメルーンのピグミー族には脳卒中に罹った人がいない。最近その原因は血圧にあることがベルギーの医師らの研究で解明された。ピグミーの人たちは年を取っても最高血圧が115以下である。
現代人に脳卒中が多い原因は、血圧の上昇、そしてその元凶は塩分の過剰摂取にある。人にとって塩に含まれるナトリウムは必要元素であり、人には塩を欲求する本能がある。だが塩分にはアルコールや麻薬と同じく脳内に快楽物質を発生させる作用がある。塩分を自由に摂取できるようになった現代人は塩分を欲求する本能を抑えることができなくなっている。 <本能の暴走>
・ ・ ・ ・ ・ ・

脳卒中と塩分、今では世間に知れ渡っている常識のような話ですが、数百万年単位での動物の進化の過程など興味深く説明してあり、、なるほど そういうことであったのかと改めて考えさせられました。