小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

プーシキンの見た オデーサの海

2022年05月10日 | エッセイ・コラム
さようなら 海よ わたしは永遠にわすれないおまえのたえにおごそかな美しさを。たそがれどきの おまえの深いどよめきはながくながく わたしの耳にのこるだろう。わたしはおまえの思い出に胸をみたされおまえの岩を おまえの入江 光と影をはてしなきその潮騒を はるかな森へことばなき 荒野のはてへたずさえてゆく。  (『プーシキン詩集』から。金子幸彦訳) その筋の観測から外れてプーチンの演説は、単にウク . . . 本文を読む