小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

3.11追悼およびキエフ陥落前夜

2022年03月11日 | 日記
大津波が東北を襲った時、「千年に一度」「想定外」と盛んに報道されていたが、その都度私は違和感を覚えていた。 吉村司氏が、父吉村昭の記念文学館企画展のパンフレットに寄せた「『三陸海岸大津波』は警告する」の冒頭にあった文章である。 父の晩酌に度々付合わされていた氏は、東北の話をよく聞かされたそうだ。太宰治賞を受けた『星への旅』の舞台でもある岩手県田野畑村をふくめ、夏休みの東北旅行は吉村家の行事のひ . . . 本文を読む