小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

宇沢弘文がフリードマンを語ったこと

2021年11月13日 | エッセイ・コラム
「アメリカ人は「因果推論」がお好き?」という拙ブログの記事の末尾に、「宇沢弘文は生涯にわたってミルトン・フリードマンの名を口にしたことがなかった」という一文を寄せた。その理由として、晩年近くに「ビデオニュース」というネット配信番組に宇沢弘文がゲストとして登場した時、彼の口調は何かをグッと堪えながら重々しい口調で話していた。その仙人のような顔がやや苦痛に見えたことが、鮮明に残っている。 シカゴ大学 . . . 本文を読む