こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

とても残念でしたが、落語会は楽しめました。

2016-12-18 20:03:03 | 落語
今日は、桂歌丸さんと三遊亭円楽さんの二人会だったはずなのですが、歌丸さんが入院されたため、急きょ、桂文枝さんが代演してくださった落語会となりました。

歌丸さんの落語会は、十数年前、下関市民会館での独演会で聴かせていただいて以来だったので、とっても楽しみにしていたので、非常に残念です。
でも、回復されているようですので、また、お目にかかれる日が来ることを楽しみに待っています。
だから、歌丸さん。早く元気になられることを願っています。

さて、会の前座さんは、春風亭昇太さんの七番弟子・昇市さんでした。
なさったのは「桃太郎」
面白かったです。

続いて円楽さんの登場。
天敵の会と銘打っていますが、実は、歌丸さんと二人とも点滴に非常にお世話になっていることから、点滴の会なんだそうで(笑)
それはともかく、演られたのは「行ったり来たり」
頭の中が?だらけになると仰っていましたが、これは確かに説明するのが難しい新作落語でした。
昇太さんなみに、寝転がっていましたしね。

仲入り後は、三遊亭愛楽さん。
出囃子が、多分、アンパンマンのテーマだったような気がします。
山田隆夫さんに座布団を渡し続けて19年だそうで「私を見たことのある人」と言っても、拍手がパラパラだったので、説明されてました。
演られたのは「親子酒」
またちょっと違うオチを聴かせていただいて、楽しかったです。

最後は、桂文枝さん。
文枝さんも、12月1日で芸歴50年だそうです。
「新婚さんいらっしゃい」も、司会続けて47年で、ギネスブックに載っているとか?
噺は「芸者ちどり 24才」―桂三枝作―でした。

今日の落語会は、新作がメインでしたね。
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『我ら荒野の七重奏』加納朋子

2016-12-16 19:37:36 | 読書感想
『七人の敵がいる』の続編であるこの作品。

山田陽子の一人息子・陽介は、父親の上司の息子のトランペットに憧れて、中学では吹奏楽部に入部したが、思惑は外れ、ファゴットを吹くことになった。

陽介が一年生の段階でクジが大当たりした陽子は、早速PTA役員を引き受けたので、吹奏楽部の保護者会には関わり合いたくなかった。
しかし、役員にならずとも、保護者はみんな定期演奏会の会場確保のために、交代で並ばなくてはならないのだった。

三年間、陽子と対立するエガテリーナが登場したり、顧問の先生が二年目に替わったり、部内のイジメを解決したりと、相変わらず大活躍です。
息子に関することとなると、いっそう猪突猛進になる陽子ですが、単なるクレーマーで終わらないところはましでしょうか?

この物語、もしかして高校に続いたりするのでしょうか?
楽しみなような、怖いような(笑)。
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『笑点五〇年史』ぴあMOOK

2016-12-12 19:36:23 | 読書感想
まず、桂歌丸さんの前口上から始まり、大喜利メンバーからのごあいさつとして、歌丸さん、三遊亭小遊三さん、三遊亭好楽さん、林家木久扇さんと思い出話や、それぞれの個性の出し方、自らの立ち位置など、面白く、なるほどと思わせて下さる話が続きます。

重要なのは、面白いことを言うと「座布団一枚!」と誰もが言うようになったのは、当然ながらこの番組からで、日常語になっているんですよねー。
あと『笑点』ゆかりの7名からのお祝いコメントも寄せられています。

そして再び、春風亭昇太さん、三遊亭円楽さん、林家たい平さん、山田隆夫さん、林家三平さんと、インタビューが続きます。

私としては、歴代司会者では、やはり三波伸介さんが印象深く、座布団運びでは、松崎真さんですね。
他には、覚えていないのが申し訳ない歴代メンバーや、並びのセオリー、スタッフさんからのコメントなど、どれも面白かったです。

最後に、50周年記念グッズ。
欲しいけど、日本テレビのグッズショップか通販なんですね。
よりによって、一番欲しいのが特別記念会場限定のペンケースか印鑑ケース。
長財布は19,800円なので迷うところです。
福岡で開催されるのでしょうか?まさか、終わっているなんてことないよね?

読書感想の区分に入れていいのか分かりませんが、一応、読書感想ということで。
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『桜風堂ものがたり』村山早紀

2016-12-11 19:45:12 | 読書感想
銀河堂書店文庫担当の書店員だった月原一整が、ある事情から書店員を辞めざるを得なくなり、しばらく休んでいた。
そこで、以前から付き合いがあり、行きたいと思っていた桜野町の小さな書店・桜風堂書店を訪れることにした。
実は店主とブログを縁にしてメールのやりとりをしていたのだが、訪問のメールをしたところ、入院していることが分かったのだ。

風早の街から5時間もかかるその町の病院を見舞ったところ、辞めた事情を聴いた店主は、入院の間、桜風堂書店の采配を任すと依頼してきた。

一方、辞める前に一整が目をつけており、残る書店員たちにあとを頼んでいた新刊の販促を、銀河堂書店ばかりかテナントとして入っているデパートまでが後押しすることにしてくれた。

果たして、一整は桜風堂書店の采配を引き受けるのか?また、彼の心残りだった新刊は隠れた名作であるのか?

書店員の横のつながりや、本を愛する気持ちが心地よいところはありますが、逆に、変な正義感を振りかざす人々が多く現れるエピソードもあり、特に、匿名性の高いネットではなおさら、自戒しなければとも思わされました。

友情や恋心、肉親の情などの温かな人間関係ももちろんですが、失われた愛情やすれ違う人間関係など、色んな思いを味わわせてくれる物語でした。
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『小説家と過ごす日曜日』石田衣良

2016-12-10 19:28:10 | 読書感想
石田さんが読者からの相談や質問に答えたり、時事問題で長めのコメントを語ったり、エッセイやショートショート、ブックレビューを載せたりと、なかなか楽しい本になっています。

時事問題やエッセイにうなずいたり首を傾げたり、ショートショートはSFもあって意外に思ったり、ブックレビューには、趣味の近さに存外売れている本なのかと驚いたりと、面白く読めました。

そうそう、石田さんの読書における価値観は「今話題になっている本を読まない人の方がセンスいいでしょ?」 なんだそうで、ちょっぴりホッとしています。私の場合は、単なるへそ曲がりかもしれませんけどね?
あと、イーガンは苦手だけど『ディアスポラ』は面白かったらしいのですが、続編も読めたのか私のように挫折したのか、結果が気になります。
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