こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『かぜまち美術館の謎便り』森晶麿

2015-06-03 19:34:14 | 読書感想
佐久間かえでの父は<かぜまち美術館>の館長として都会からやってきて、かえでの通う保育園の保育士・宇野カホリの亡くなった兄・ヒカリの絵の展覧会を開くことを提案した。

ヒカリの絵は、佐久間によると近代絵画へのオマージュになっており、それぞれ、この町の人がモデルとして登場していた。
そして佐久間は、それぞれの絵に秘められた町の人々の問題を解決していく。
最後に明かされる絵と、この町の暗部の謎とは?

まさかそんな事が、この町に隠されていたとは思いもよりませんでした。
さらに、こういう切ない結末が待っていようとは・・・複雑な気分です。
とはいえ、小さな謎が一つずつ解き明かされ、全体を覆う大きな謎の暗雲が吹き払われたときは、とても爽やかな気分になりました。
面白かったです。
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