千早茜さんの『魚神』を読みました。
かつて、政府によって一大遊廓が作られながら、様々な公害や人害に晒され、
すっかりさびれて本土からも見捨てられた島。
そして、そんな土地で捨てられていた白亜とスケキヨ。
彼女らを拾った婆は、ある程度まで育て上げると、白亜は遊廓に、スケキヨは裏華町に売ってしまった。
対でいるのが当たり前だった二人が、再びめぐり合うまでの物語です。
主人公である少女・白亜が、自ら感情の振り幅を無くしているせいなのか、
あれだけの出来事が起きながら、読み手としても淡々と読んでしまいました。
淫靡で歪みながらも、純粋な物語です。
かつて、政府によって一大遊廓が作られながら、様々な公害や人害に晒され、
すっかりさびれて本土からも見捨てられた島。
そして、そんな土地で捨てられていた白亜とスケキヨ。
彼女らを拾った婆は、ある程度まで育て上げると、白亜は遊廓に、スケキヨは裏華町に売ってしまった。
対でいるのが当たり前だった二人が、再びめぐり合うまでの物語です。
主人公である少女・白亜が、自ら感情の振り幅を無くしているせいなのか、
あれだけの出来事が起きながら、読み手としても淡々と読んでしまいました。
淫靡で歪みながらも、純粋な物語です。