今日は、柳家権太楼さんの独演会に行ってきました。
実は、デイリー北九州のパズルとアンケートに答えてペアチケットが当たったんです。
そんなわけで座席は最後列なのですが、噺を聴きに来たのでかまいません。
それに、パステルホールだから最後列と言ってもよく見えます。
ワクワクしながら待っていました。
初めに噺をしてくださったのは、昨年の11月に二ツ目に昇進したばかりという柳家さん光さん。
権太楼さんのお弟子さんだそうです。
「ん廻し」を演ってくださいました。
初めて聴く噺ですが、酒飲みの趣向で面白く聴かせていただきました。
初めてと言っても、私程度じゃ聴いた噺もたかが知れているんですけどね。
次に権太楼さんが登場。
今回は、鳴り物が生演奏だそうで、そう聞かされると気分が少し違いますね。
そのせいか、鳴り物に合わせて落語家さんが高座に上がるときの形態模写を演ってくださいました。
談志さんと名人の小さんさんと円生さんでした。
肝心の落語ですが「寝床」でした。
下手の横好きも囲碁くらいなら下手同士の喧嘩ですみますが、義太夫というのは観客がいなくてはならないわけで、客も迷惑ですね。
中入りが入り、サイン色紙の抽選会のあと、再び権太楼さん登場。
何と、一週間前三之助さんが演ってくださった「子別れ」でした。
今回は、大工・熊五郎がかみさんと別れた理由のところから話してくださったので、細かいところが分かりました。
ただ、息子の亀ちゃんは、三之助さんの方が好きだったかな?
列は一番後ろと言っても、ど真ん中だったので、十分楽しめました。
本番の柳家三之助さんの落語会です。
今回もいろんなグッズがありましたが、主催者(でしたっけ?)のお母様が作られたおはぎがありました。
何でも、札幌の落語会で話したところ、食べたいと仰る方が多くて、福岡から飛行機で運んだそうです。
手荷物検査を通った大量のおはぎ(笑)
写真は、手ぬぐいです。
さて今回は、各地のみたかい?で「落語中は写真を撮ってはいけないのでしょうか?」というアンケートの答があったので、高座に座って撮影会を実施しました。
私の場合、ガラケーなので不鮮明なのですが、一応、撮っております。
本題の落語ですが、初めは「時そば」中入りを挟みまして「子別れ」でした。
どちらかといえば、人情噺よりくだらない噺が好きと仰っていたように覚えていますので「子別れ」はうれしい驚きでした。
と言いつつアンケートに「あたま山」を聴きたいとリクエストするあたりが、へそ曲がり(?)でも、好きなんです。シュールで。
落語会のあとは、普通はありません三之助さんを囲んでの懇親会。
温泉豆乳鍋とお客様のお一人が差し入れてくださっためはりずし。
豆乳鍋は、しめにうどんと本格的なカレースパイスを入れて、カレーうどん。
どちらも、大変美味しくいただきました。
様々な雑談も楽しく、著作の「オールフライトニッポン」に念願のサインもいただいて、大変充実した時間を過ごさせていただきました。
問題は、早目に帰らせていただいたときに、もう少しで鍋の参加費を忘れるところだったこと。
三之助さん、スタッフの皆様、申し訳ありませんでした。
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オールフライトニッポン 価格:¥ 1,512(税込) 発売日:2006-01 |
秋の「博多・天神落語まつり」の「一般公開記者会見」があったのです!
到着したのは、14時頃。13時から15分間だったので、手遅れでしたー。
さて、気を取り直して。
前座といいますか、最初に噺をしてくださったのは、立川談春さんのお弟子さん・立川春樹さんで「寿限無」でした。
何度か落語会に足を運んでいるのですが「寿限無」を生で聴いたのは初めてです。
続いて、柳家花緑さんの登場。
円楽さんから「花緑は、枕が長い」とお小言をもらったそうですが「これから長い枕を演ります」とのこと(笑)
何でも一昨日誕生日だったそうで、ツイッターやフェイスブックでお祝いメッセージをいただいて、百通は返信したそうです。
さらに昨日、ある事情から昼夜二回末広亭でトリを勤めたそうで、そういうのは円生師匠いらいの快挙だそうです。
その会で「luckyだった」と話をしたら、NHK朝ドラの「あまちゃん」の主役能年さんがいらしていて、あやかりたいと楽屋まで握手をしにいらしたそうです。
何が言いたいかというと、それほど枕は大切だということ、だそうです(笑)
で、なさった落語は「つる」面白いけど、ちょっと物足りないなと思いました。
三人目はというと立川談春さん。
落語は女性がやってもいいのですが、落語に出てくる女性は男にとっての理想像なので、女性が演ると色っぽ過ぎるという枕から「替わり目」に。
ちょっと、おかみさんがかわいそうではありましたが、面白かったです。
ここで仲入り。
桂米團治さんの枕は、襲名についての話でした。
今日出ていらっしゃる皆さんは、何らかの形で襲名を狙っている方ばかりだと。
米團治さんは、米朝よりも上の名前を継いだものだから、米朝は継げないとおっしゃっていました。
演ったのは「青菜」二つ目の方がされるのは聴いたことがありますが、米團治さんが演られたのは、上方の「青菜」だったのでしょうね。少しエピソードが多かったです。
面白かったです。
トリは三遊亭円楽さん。
ここまでの話では、円楽さんに長い噺をしていただくために、あとの三人は短い噺をされていたようで、仕方ないのかな?と思っていました。
で、談志師匠にかわいがってもらった話はともかく、談春さんが今日のお客さんが反応が良く、よく笑うものだから「今日の客はバカじゃないか?}とおっしゃったということを暴露(?)
談春さんが出ていらして土下座して笑いを取ってらっしゃいました。
演ったのは夏らしく「お化け長屋」面白かったです。
ただ、やはり誰か一人にじっくり聴かせてもらいたいなら、独演会でしょうかね?
楽しかったけど、皆さんそれぞれのをじっくり聴きたかったです。
一週間前から小三治師匠のイムズホールでの会のために福岡にいらしていたという三之助さん。
それからも、糸島や前原での三之助さん自身の会のために来福したりと、この一週間は、東京ー福岡間を行き来していたそうです。
他には、去年の四月は、福岡でもペットボトルの水がなかなか手に入らず、目的のサントリーの阿蘇の天然水を手に入れるためあちこちめぐったそうです。
そんなこんなで枕噺も充実し、「ここで話をやめようか(笑)」というジョークもありつつ「かぼちゃ屋」に入りました。
与太郎さんの間抜けっぷりもいいのですが、かぼちゃを買ってくれる親方の気風と人の良さも好きです。
中入りを挟みまして続くは「幾代餅」清兵衛さんの純情ぶりと、それを解するいくよ花魁の人情噺でした。
終演後、新年会ということで同会場にて別料金で鍋料理があったのですが、残れば二時間くらいはいたくなるような気がしたので、近くの「ナーナック」で一人寂しくインドカレーをいただき、帰りました。楽しく充実した一日でした。
写真は、落語協会のキャラクター「はなしか」のグッズです。
こういう時か、東京の寄席でしか手に入りません。
北九州市立美術館本館で開催されている「中山忠彦 永遠の女神展」を見てきました。
ほとんどが西洋アンティークドレスを着た女性像なのですが、どれも華やかで美しく、中山ご夫妻が収集したアンティークドレスのコレクションの一部も見られて、とても楽しかったです。
特に気に入ったのは、「白日夢」「アプリアの壷」「サッフォー」
あとドレスが素敵で気に入った絵は、、「花のある部屋」「玄裳」ポスターにもなっている「古風な帽子」でしょうか?
ちょっとどうかな?と思ったのは裸体の「群像」あれだけあると生々しくて不気味です。
全体的に、ふくよかな女性像が多いですね。
写実的な絵で美しいのもありますが、華やかなドレスの数々に目を奪われたのも確かでした。