オストメイトで山賊と海賊・・・銀座のコテコテ周旋屋のよもやま話

去年は100の山を愛し、今年は108の山に恋をする。
夏は太平洋の大波で泳ぎ続け、日本の自然を愛して66年。

少女趣味と感傷主義に浸る日本人

2020-04-27 18:40:00 | 世界常識と島国おセンチ

 

 ワクチンとは、そのウイルスを薄めて先に身体に取り入れて、免疫を作るということだ。

 身体に影響の少ない状況を作るというだけのことで、感染させるという意味では、集団免疫とおなじだ。

 その被害についても、そもそもの人体実験が始まってまだまだ時間が経ってないために、長い年月をかけて副作用や合併症を診るという回答は、日本脳炎やBCGにしても、まだ予断は許せないとも言える。

 感染症の場合は、切り傷を完治させるというような単純な対処療法にはならない。

 見えないモノを怖れて暮らすくらいなら、多少の被害には目を瞑って、健康な状態で感染してゆく、これしかないのが本当だし、早道はこれしかない。

 そこで死んだら、仕方があんめ~、潔く諦める。

 ところが、我が日本の国民は、少女趣味で、感傷主義な洗脳教育を受けているから、被害者が出るとギャ~ギャ~涙を溢れさせて、延々と喧しいパンデミックだ。

 エエ歳こいた大人たちが、エエ歳こいた男たちが・・・マザコンよろしく泣いておる。

 愛する近親者が亡くなって泣き喚く、これは幼児のやることだ。

 そのおかげで、他に皺寄せがゆき、おなじパンデミックをまた創造してるだけのイタチごっこ。

 管理・統治する側もまた、ここをチャンスと集団洗脳に力を入れる。

 人類の危機に、世界がひとつになれないで、個々が籠って守りに入ってるようでは、これは下等動物でしかない。

 国境閉鎖、自粛に隔離。

 個々で生き残れば良いとでも言うような、間抜けな綺麗ごとが正論になってるようじゃ~、地球上から人類は絶滅するしかないだろう。

 

 土曜日も、都内のあちこちに出掛け、顧客らの相談を聞いて、当事者たちの間に入って交渉事をまとめて差し上げる仕事に奔走しておった。

 ノホホンと自粛できる奴らは幸せなことよ、一人一人で籠って、そのまんま寂しい自分たちだけの人生を、ただ長く保つことに夢中になっておればエエがな。

 生まれた以上は、みないつかは逝く、ならばその長さよりも中身こそ大事、ガキの頃にすでに想っておった。

 群れが狂うと、個々でしっかり懸命に生きている者らは、その煽りを喰らう。

 俺の立場は、そこで支えること、一緒に個で生きるという価値観を共有して、認め合い、小さな独善よりも共存する愉しさを分かち合うこと、それだな。

 どんな狂った社会になっておっても、どんな世界の騒乱が起こっておっても、自分のやるべき仕事を弁えて、それに集中する。

 しょせんは独りの人間に出来ることは、両手をめいっぱいに広げたサイズのことだ。

 これで40年、この業界で生きてきてる。

 あちこちに扶養して面倒を見てる女や我が子たちにしても、重荷だとは想うことも無く、俺が愛してるすべてなわけだから、どんどん増えて行けば、そのぶん俺が足腰を強くすれば済む話だと想ってる。

 30年近くになるシングル・マザーの支援や高齢者の生活相談、コツコツやっておると、相当な関わり合いに拡がっているが、それでもできることは限られていると実感する。

 実感しながらも、目先の今、やるべきことだけに集中する。

 そうして週末はキッチリ線引きして、自分の健康のためにと山や海へと出掛けている。

 

 ・・・ということで、家賃の滞納交渉やら、マンション用地の売買の話やら、土曜日の相変わらず忙しい日中を終えると、そのまんま軽く休憩だけをとって、深夜の2時過ぎには行動を開始した。

 自粛馬鹿どもが洗脳ロボットよろしく大騒動してるから、山自体はどのみち誰にも会わないだろうが、その行き帰りもノイローゼな大人たちに接触をしないようにと、その為の荷物も積んで出発した。

 自粛馬鹿どもなんて、俺の方こそ、ご免だぜ。

 人気の百名山や山小屋のあるお洒落な山々は、その登山口の駐車場も閉鎖してると聞いていたが、俺の行く山々はいつも整備された駐車場などなく、未舗装路の狭い旧道にある、熊や猪の毛づくろいの場をチョイと拝借して停めてる感じだから、関係ね~がな。

 ・・・チョイと場所を貸してもらうぜ!!

 自己責任と自己責任の交渉事は、目と目で出来る。

 これが山や海で遊ぶ時の基本。

 アクシデントには発想と工夫で対処する。

 病やケガも、自己治癒能力のみを頼りに、解決する。

 だから愉しいとも言える。

 

 朝陽の出る前の冷え切った森の登り始めから、すぐに大柄なリスがお出迎えだった。

 可愛いオコジョかと思ったが、ありゃ~リスだったろう。

 いきなり鹿や猪や熊公が登場されると、興ざめする。

 ・・・おいおい、モノには段通りというもんがあんだろうが!! まだ出てくるのは早すぎるがな!!

 奥山の登り始めは、リスが良い。

 あとは可愛らしい野鳥が鳴いておって、吐く息が白い中で、一息つく、これが暖気運転になる。

 汗をかき始めて、上着を脱ぐときに、大型な獣の強烈な生きてる臭いがあると、興ざめする。

 湯気のたってる大きな糞の塊なんぞが道の真ん中にあったなら、大声で怒鳴り飛ばしてやる。

 ・・・すみっこでやれや!! 馬鹿たれが!!

 野鳥のさえずりを聞きながら、鼻歌まじりに上着を脱いでゆく、これが良い。

 睡眠をとってない山登りは、とにかくゆっくり一歩一歩と登る。

 うっかりしないようにと、一歩歩いては重力の方向を確認し、という塩梅。

 気温は氷点下になったりならなかったり、それでも結局は長袖シャツ1枚になっておった。

 頂上で朝陽を拝んで、雲ひとつない富士山を眺めて温かいコーヒーを飲み、一服。

 太陽の体温を感じるひととき。

 偉大なもんだ、お日様があるとないとでは全然に生きてる感覚が違う。

 そうしてのろりのろりと下山してきたが、人間には、誰にも会うこともなかった。

 ・・・どうだった?

 カモシカが目で笑いながら聞いてきたから

 ・・・あ~あ~、間抜けな人間たちを見下ろしてきたがな

 ・・・ほんとに、大勢でいないと生きていけない弱い獣のくせに、偉そうに武器を持つと地球を我が物顔だね

 ・・・んだ、んだ、滅んでしまえばエエんや、お前らの地球だろう

 

 山や海で遊び惚けて61年、自分を獣の仲間だと信じて、地球上の生き物の仲間だと信じて、人間や人類だと思い上がったことはないし、敵だとすら想うことのほうが、多い。

 病や傷はしょせんは自己治癒・自然快癒しか対応は無いと想ってる。

 薬や栄養剤、対処療法や予防医学は進んでおっても、その基本はいつも胸にある。

 睡眠3時間の生活を20年続けて、皆の為にと忙しく生きて来て、休息は死んでからでエエ、そんな半生だったが、ボロボロに消耗した身体は大病を経て、生き還ったら今度は治らない病に襲われて半年、ガタガタになってから薬類はいっさい捨てて、自己治癒能力の向上だけを心掛けて、毎週のように山や海で遊び惚けている。

 死ぬまでは生きるで・・・そんだけのことよ。