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落葉松(カラマツ)・・・

2013年10月28日 14時56分26秒 | スキン




               

奥日光の志津林道(男体山の北側を通っています)で撮った画像になりますが、
晩秋ともなりますと、落葉松の細かい針のような葉が間断なく落ちて参ります。
首の周りに、タオルでも巻かないと背中の方に入り込んでチクチクして来ます。

林道の両端をご覧戴けばお分かりと存じますが、あれだけ落ちてきます。
まだまだ樹にも付着しており、これから全部落ちてきます・・・。
自衛しませんと、後で大変です・・。

ネットの中で見ました、北原白秋の「落葉松」・・転載させて戴きました。

毎日忙しく、時間に追われた生活の方もいらっしゃるでしょう。
1~8まで、じっくりとお読み頂ければ、なぜか心が落ち着くような気がいたします。
解釈は、人それぞれでございます。

落葉松

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      一
 
 からまつの林を過ぎて、
 
 からまつをしみじみと見き。
 
 からまつはさびしかりけり。
 
 たびゆくはさびしかりけり。


      二
                 
 からまつの林を出でて、
 
 からまつの林に入りぬ。
 
 からまつの林に入りて、
 
 また細く道はつづけり。


      三
 
 からまつの林の奥も
 
 わが通る道はありけり。
 
 霧雨のかかる道なり。
 
 山風のかよふ道なり。


      四
 
 からまつの林の道は、
 
 われのみか、ひともかよひぬ。
 
 ほそぼそと通ふ道なり。
 
 さびさびといそぐ道なり。


      五
 
 からまつの林を過ぎて、
 
 ゆゑしらず歩みひそめつ。
 
 からまつはさびしかりけり、
 
 からまつとささやきにけり。


      六

 からまつの林を出でて、
  あさま ね
 浅間嶺にけぶり立つ見つ。
 
 浅間嶺にけぶり立つ見つ。
 
 からまつのまたそのうへに。


      七
 
 からまつの林の雨は
 
 さびしけどいよよしづけし。
 
 かんこ鳥鳴けるのみなる。
 
 からまつの濡るるのみなる。


      八
 
 世の中よ、あはれなりけり。
 
 常なれどうれしかりけり。
 
 山川に山がはの音、
 
 からまつにからまつのかぜ。








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