こ も れ び の 里

長崎県鹿町町、真言宗智山派、潮音院のブログです。平戸瀬戸を眼下に望む、人里離れた山寺です。

秋のお彼岸法要・怒りは、百害あって一利なし

2014年09月09日 | 仏教

  

 九月二十一日 (日)
  午前十時三十分から

  秋のお彼岸法要
  ■ご先祖、お精霊、水子之霊の卒塔婆供養 
  ■御詠歌の芳詠 
  

  ■ご法話 小林靖典師 
  総本山智積院特派布教師・智山伝法院教授

     お繰り合わせ御参拝下さい。

怒りと向き合う

 「怒り」は、心を蝕んで苦しみを生む、三つの毒の一つです。キリスト教でも七つの大罪に数えられます。仏さんは、自分が苦しみを抱え込まないように、そして安楽になるために、怒りをポイッと手放してしまいなさいと説きます。ある心理学者の研究によれば、実はお金や健康、容姿といった要素は、幸せにあまり関係しないそうです。私たちが勝手に勘違いしているだけなんですね。私たちの毎日の行動習慣こそが大きな要因になるのだそうです。その習慣とは、感謝しながら生きること、いろんな出来事を楽観的に捉えること、他人と自分を比較しないこと、何かに熱中すること。そして、人を許すことができること。
 要は、幸せを曇らせる怒りという毒を、自分の心に持ち続けないことだそうです。怒りにまかせて他人を罵倒すると、その瞬間はすっきりしたような気になりますが、実は、自分の脳はその罵倒した言葉を自分に向けられた言葉だと勘違いしてしまうのだそうです。だからいつまでたっても、原因不明のモヤモヤ感に苛まれます。怒りは、百害あって一利なし!

(参考:明治寺のひとくち伝言より http://www.meijidera.com/hitokuchi.html) 
 

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