天の岩戸に隠れこもってしまった太陽神「あまてらす」は、象徴的な死の中に入ります。
それを甦らせようと、踊りの神「アメノウズメ」は手に笹をもち、「神懸かり」となって乳房も女陰も露わに踊り狂います。
そんなアメノウズメのあり様を、ほかの神々たちは喜び寿ぎます。そしてついに「あまてらす」は岩戸を開けて出現します。
死からの再生です。
人々が集い、語り唄い踊る「祭り」というのは、こんな『いのちの現れ』に対する祝宴だといいます。
それは、生命力を活性化させる「鎮魂」、すなわち「たまふり」。
神々や人々の心と身をもりもりと生き生きと活性化させる装置。それが「集い」や「祭り」であると思います。
こんな「たまふり」の夏の装置、「お寺のご奉仕、おみがきさん」が今日行われました。
暑い中にも、41人の篤志者が相集い、仏具のおみがきをはじめ、境内各所の大清掃。お昼のお接待準備。
朝早くから、山寺は愉快で楽しいおまつり状態でした。
一つの目的意識の元に、みんなが和(輪)となり楽しく過ごすひとときでした。
まさしく「たまふり」「たまゆら」の儀式そのもの。みなさん、とても元気に晴れやかに解散して行かれました。合掌
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