goo blog サービス終了のお知らせ 

  こ も れ び の 里

長崎県鹿町町、真言宗智山派、潮音院のブログです。平戸瀬戸を眼下に望む、人里離れた山寺です。

ちんこん・たまふり・たまゆら・・・生き生き活性!

2014年08月06日 | 仏教

天の岩戸に隠れこもってしまった太陽神「あまてらす」は、象徴的な死の中に入ります。
それを甦らせようと、踊りの神「アメノウズメ」は手に笹をもち、「神懸かり」となって乳房も女陰も露わに踊り狂います。
そんなアメノウズメのあり様を、ほかの神々たちは喜び寿ぎます。そしてついに「あまてらす」は岩戸を開けて出現します。
死からの再生です。
人々が集い、語り唄い踊る「祭り」というのは、こんな『いのちの現れ』に対する祝宴だといいます。
それは、生命力を活性化させる「鎮魂」、すなわち「たまふり」。
神々や人々の心と身をもりもりと生き生きと活性化させる装置。それが「集い」や「祭り」であると思います。
       
       

こんな「たまふり」の夏の装置、「お寺のご奉仕、おみがきさん」が今日行われました。
暑い中にも、41人の篤志者が相集い、仏具のおみがきをはじめ、境内各所の大清掃。お昼のお接待準備。
朝早くから、山寺は愉快で楽しいおまつり状態でした。
一つの目的意識の元に、みんなが和(輪)となり楽しく過ごすひとときでした。

      

まさしく「たまふり」「たまゆら」の儀式そのもの。みなさん、とても元気に晴れやかに解散して行かれました。合掌

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ロイヤル・ストレート・フラ... | トップ | お盆の準備がぼちぼちと始ま... »

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

仏教」カテゴリの最新記事