こ も れ び の 里

長崎県鹿町町、真言宗智山派、潮音院のブログです。平戸瀬戸を眼下に望む、人里離れた山寺です。

時の流れ

2010年09月25日 | つれづれ
加齢とともに、
24時間という時間が、
または1年間という時間の流れが、
少しづつ早くなってきているような気がしてなりません。
若いときはそれほど思わなかった四季の移ろいが、
高回転でめぐりはじめました。

・・・ってこんなお話をしていたら、

ある檀家さん曰く。
「一日の仕事や活動を山登りにたとえたら、
若いとき、一日に8合目まで登ることができた人も、
年を取ったら一日に5合目くらいまでしか上れなくなるんですよ。
まだ5合目なのにもう既に一日が終わってしまう。
だから時間が早く過ぎてしまうように感じるんです。」

う~ん、なるほどね~。
なんだか近頃、心当たりが・・・。
くやしいけど仕方がないか。


*写真は、今年の干支寅。
 伝導掲示板の挿し絵として、
 息子が描画。
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すてきな宝物

2010年09月25日 | 仏教
信心の 母にしたがう 彼岸かな

昨日、とあるお檀家さんがおこわご飯を届けて下さいました。
で、今日は、そのお檀家から嫁がれていかれた娘さんが、
同じようにおこわご飯をお供えに来られました。

このおこわご飯。
十数年前までは、お彼岸になりますとこの家のお母様が
ご先祖のため、ご本尊様のためと、
一生懸命つくってお供えされていたもの。
そのお母様がお亡くなりになって13回忌も過ぎました。
でも、今でもその家のお嫁さんや嫁がれた娘さんに引き継がれています。

すばらしいことです。
なかなかできることではないと思います。
お母様、お姑さんの姿があったからこそでしょう。
素敵な宝物を残されました。
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