脂肪腫っていたずらするの？シーぼう

徳さんの仕事は、民間療法とか、医療周辺行為とか、パラメディカルとか呼ばれている。
医療界からははっきりと偽物として位置づけられてる。

それも仕方がない。
規制がないため、職業の自由とやらで玉石混交の状態が野放しになっているため、とんでもないハッタリ屋が横行しているのも事実だ。

迷惑を受けるのはは患者さん、、、。

そんな立場なので、患者さんへの物言いには気を使っている。かな？

シーぼうの訴えは、右手の親指と人差し指の間の筋肉が落ちて細かい動きが出来なくなっているというもの。
茶碗を持つのも、パソコンのキーボードを打つにもかなり神経を集中しなければならないと。
８年前に右首に脂肪種らしきものに気づき、５年前頃から手指の動きが気になり出したとの事。
２年前から右肩が５０肩のような症状にも見舞われているとおっしゃる。

シーぼうの背骨の有り様は典型的な肩口猫背。
手を管理する神経の出入口が極端に狭くなっている。
上肢にいろんな症状が出ても不思議ではない。
シーぼうは肥満体でもある。

しかし、筋肉がやせ細るというのはそれだけでは説明できない。

「脂肪種というのは一般的に症状を伴わないはずですが、、、。
ただ、シーぼうの脂肪種の位置と症状を起こす神経の位置が一致してますよね。
長く橈骨神経が圧迫されて筋肉の運動不全が続き、筋肉がやせ細った可能性が考えられますよ。
外科か整形外科に行ってさっさと切除してもらったほうがいいですよ。
良性の脂肪種だったら、あっけないほど簡単なはずですよ。
薄い膜に覆われていて、その袋ごととってもらえばいいんですから。
ただ、放置していた期間が長いので、リハビリは頑張らなければいけませんけどね。
悪性のものだったら、それはそれで早く対応しなければいけないんだし」


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http://www6.ocn.ne.jp/~tokuch/



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