カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

尾澤文貞 『歯が万病の原因だった』 廣済堂

2015-08-04 19:25:23 | 本日の患者さん
25年前の古い本である。
例によって古本チェーン店で108円で購入。
毎度、著者には失礼な話である。

職業柄、歯のかみ合わせによる、体の不具合には関心がある。
この本の主張は、タイトルどおり。
正規の論文ではないので、事実の羅列でもって説明を切り抜けようとしているきらいはあるものの、一生懸命の説明には頭が下がる。

歯のかみ合わせが悪いと、
①顎を動かす筋肉にアンバランスと異常な緊張を強いる。
②その関係者、頚椎を歪める。 
③その事が、脳への血液の流れを阻害し、自律神経失調症を招く。
以下・・・と物語は波及する。

かみ合わせが悪いだけで不良姿勢を招く、という指摘もある。


で、よくよく考えると、我々の現在の歯の様子がこんなに悪いもの、無知で無謀な歯医者に過去、いいようにいじくり回された結果でもあるような気がする、、、。
一部は、医原病ですらある。


この本は、一方でインプラントの啓蒙本でもある。
この25年間でインプラント技術はさらに進んだことだろうから、より安全に、より的確なものになっているに違いない。
しかし、その料金を聞いて庶民が唖然とするのは、一向に改善されていない、、、、。



抜粋は著者の憤慨している部分から

  *****
 総合病院と称しながら、歯科を置いてないところがあります。なんとも困ったことです。かみ合わせが全身に及ぼす影響の大きさに、いまだ気づいていない医療人が少なくないという不幸な証拠です。私などは怒りさえ覚えます。
 こんな話があります。北海道のある総合病院で、毎月残飯が何十キロと出ていました。ところが、歯科を入れ、患者さんの歯を治療したところ、残飯の量が四分の一に減り、患者さんの表情まで明るくなったというのです。(中略)多くの入院患者は歯がなかったら、柔らかいものを食べていればよい。歯ではなく、別な病気でそこに入院しているのだから、くらいに軽く考えています。
  *****



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