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カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

夫婦愛

2016-03-09 19:37:44 | 本日のしりきれとんぼ
画像は野田幸枝という人の「白く映える」という作品。


中学時代の友人の奥さんが一昨日亡くなった。
昨日葬儀を終えたその友人がやって来た。

ベッドに横たわるだけでもうめき声を上げる。
徳さんが腰の辺りを軽く押圧するだけで、そのうめき声は何倍にもなる。
疲労困憊の極致である。

百キロ近くあった体重が十キロ減ったそうだ。
頬はこけ細面になり、ズボンもブカブカになってしまったとの事。

末期癌の時期を、泊まり込みで奥さんとともにホスピス生活を何か月か続けた彼。
徳さんはその彼を、いつもよりは幾分強めに、残酷に取扱いいたしました。

カイロ施療後、奥さんを失った喪失感の只中にいる彼は、ひとしきり中学時代の思い出話を懐かしげに、楽しげに語って帰りました、、、。




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我が家はすっかり爺むさくなりもうした

2016-02-02 18:55:16 | 本日のしりきれとんぼ
画像には説明が要りそうだ。

上のざるには「健寿泉」なる健康茶の出し殻。
下のざるには普通のみかんの干した奴が載かっている。

健康茶なるものは、健康に良いとされる様々な植物の葉をともかくかき集めてごっちゃ混ぜにしたもの。
一つなら効く気もするが、こんなに無節制に混ぜて良いものだろうか?少し疑問に思う。
でも、家人には逆らえない!
美味しい、美味しいと言って飲むしかない。

で、この写真はその出し殻を干してるとこ。
これを庭に肥料として埋めよ、とのご託宣。

みかんの皮を干した奴は、入浴時に袋に入れて入浴剤として楽しむ。
これはかなりなハッピー感を味わえる。
時々、袋を押しつぶして香りを楽しんでいる。
でも、その後、その残骸をまた干して庭に埋めよ!との更なるご託宣、、、!




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高山文彦 『ふたり 皇后美智子と石牟礼道子』 講談社

2016-01-19 20:00:32 | 本日のしりきれとんぼ
とんでもない危険な本を読んでいるのではないか?

この本を読んでいる間、しばしばそんな感情に襲われた。

水俣病患者を前にして、現天皇・皇后はいくつもの天皇として守らなければならぬとされている約束事を破った。
国事としての仕事の合間に、自らの意志を表現する行動をとった。
異例づくめの、意志を通した行動をした。
国民から物を貰ってはいけないのに、緒方正美さんの創ったこけしを所望した。


水俣病患者は、国から捨てられ、地域を繁栄させた企業に歯向かう者として地域共同体から村八分の目にあい、水俣病そのもの以外の要素によっても地獄を見た人々である。

その人々が、天皇・皇后が日頃から水俣病患者に心をくだいている事を知り、カタルシスを味わう。
徳さんも、その場面では泣いてしまったが、これはかなり危険なことではないのか。

問題は、水俣病の問題を我々が放置したことである。
放置した自分、自分たちがいる。
放置したマスメディアがある。


昭和天皇は人間宣言をしたが、敗戦直後の対応はちっとも人間的じゃなかった。
平成天皇夫妻は人間であろうとして、発言の自由を奪われた中でもがき苦しんでいる。

これが、あるべき姿なのか、、、。


このあとは参考資料までに。

  *****
中島岳志・評 『ふたり-皇后美智子と石牟礼道子』=高山文彦・著
毎日新聞2015年11月22日 東京朝刊より

水俣病の歴史の中の忘れられない1日

 2013年10月27日。天皇皇后が水俣を訪問した。そこで水俣病患者との歴史的な対話が実現する。背後にはいったい何があったのか。著者は、水俣病をめぐる闘争の軌跡をたどりながら、その日の真相に迫る。

 天皇皇后の水俣訪問は「異例づくし」だった。まず、日程にあげられていなかった胎児性患者との面会が実現する。両者を結びつけたのは石牟礼(いしむれ)道子。『苦海浄土』で水俣病を描いた作家だ。

 皇后と石牟礼は鶴見和子を偲(しの)ぶ山百合(やまゆり)忌で出会い、心を通わせる。この席で、皇后が「こんど水俣に行きます」と告げると、後日、石牟礼は手紙に「水俣では、胎児性水俣病の人たちに、ぜひお会いください」と綴(つづ)った。皇后の強い意向で、急遽(きゅうきょ)、面会が実現する。ただしすべて秘密。当事者は、このことを口外しないよう、役人から強く求められた。

 天皇皇后はやさしく声をかけ、苦労をねぎらった。そして患者の声を丁寧に聞いた。同席した支援施設「ほっとはうす」の加藤タケ子は、患者と共に涙を流した。「ずっと見ていてくださったんだなあ、忘れられていなかったんだなあ、といううれしさでしょうか」

 面会後、役人から「夢のなかの話にしておいてくださいね」と言われたが、すぐに秘密は公然のものとなる。天皇皇后自らが、多くの人の前で患者と面会したことを話したからだ。著者はここに「秘密の話にさせたくなかった」という天皇皇后の意志を読みとく。

 この後、水俣病資料館「語り部の会」会長・緒方正実が二人に向けて講話を行った。話が終わると、天皇は思いがけない行動をとった。緒方の顔をじっと見つめ、予定にはなかった「お言葉」を述べた。天皇は「今後の日本が、自分が正しくあることができる社会になっていく、そうなればと思っています」と言及した。ここには慎重な言い回しながら、国の姿勢に対する批判が込められていたと著者は見る。

 この後も、異例の行動が続く。侍従が「お時間です」と声をかけても、天皇皇后は、その場を立ち去ろうとしない。その場のひとりひとりに声をかけ、耳を傾けた。患者たちは「はじめて心から救われたような気持ちに満たされた」という。著者曰(いわ)く「困窮と毒苦に出しきれぬ声であえぎつつ、心の底から彼らが求めていたのは金などではなく、真情を抱きしめてくれる人間の『言葉』だったのだ」。

 人間は言葉の動物だ。言葉が人を動かし、人を形成する。そして、言葉は行動と不可分のものである。天皇皇后が患者たちの心をとらえたのは、その態度や姿勢、表情が言葉以上の言葉となっていたからである。

 加害企業チッソに対して、直接交渉を求めた川本輝夫は、「サシ」で話をすることにこだわった。何とかして被害者の痛みを「わからせたい」と思っていたからだ。しかし、チッソの責任者は逃げ続けた。川本はそのたびに悔し涙を流した。

 天皇皇后は、「サシ」で患者たちと向き合った。亡くなった川本の妻と息子とも言葉を交わした。ここに救いの光が射(さ)し込む。

 許しとは何か。救済とは何か。天皇皇后とはいかなる存在なのか。

 水俣病は終わっていない。感動的な話を、都合のいい幕引きに流用してはならない。しかし、水俣病の歴史の中で、この日は特別な意味を持ち続けるだろう。被害者たちにとって、忘れられない日となるだろう。

 翌年1月、次のような天皇御製(ぎょせい)が発表された。「慰霊碑の先に広がる水俣の海青くして静かなりけり」

 天皇もあの日を忘れていない。



  *****
文芸評論家の富岡幸一郎氏が、天皇、皇后という存在の本質、そしてその言葉が持つ力について語る。

──本書を読むと、書名になっている「ふたり」にはいろいろな意味があることがわかります。

富岡:美智子皇后と水俣について書き続ける作家・石牟礼道子との交流によって水俣訪問が実現したわけですが、そのふたりだけでなく、天皇と皇后、石牟礼道子と長年にわたって彼女を支援し続けてきた作家の渡辺京二、そして天皇皇后と水俣病患者たちそうしたさまざまな「ふたり」の関係を描いた重層的な作品です。

──患者の代表の体験談を聞いた天皇が約1分間感想を述べましたが、異例の長さだそうですね。

富岡:〈真実に生きるということができる社会を、みんなでつくっていきたい〉〈自分が正しくあることができる社会になっていく、そうなればと思っています〉と、平易だが深い意味を持つ言葉で語ったことに感銘しました。言論の自由のない天皇は、著者が言うように〈言葉をもがれた存在〉で、ある程度自由に自分の思いを込められるのは御製(お歌)ぐらいです。それだけに、例外的に内面の思いをはっきりと表出した言葉は純度が高く、聞く者の心に響きます。

 もうひとつ驚いたのは、宮内庁の求めに応じ、患者の代表が天皇皇后に話す内容の原稿を事前に提出したら、当り障りのない内容だったために両陛下から却下され、「両陛下はあなたが一番苦しかったこと、悔しかったこと、悲しかったことをお聞きになりたい」と言われた、というエピソードです。両陛下がいかに言葉を大切にしているか、そしていかに水俣に強い思いを抱いているかがわかります。

 天皇皇后に会った患者の代表や胎児性患者が「この世に生まれてきてよかった」「日本人に生まれてよかった」と、著者の取材に語っていることにも驚きます。

──国家と戦ってきた人間にそう言わせる天皇とはどういう存在なのか。

富岡:歴史的に天皇は、世俗の権力を超えた聖なる権威として存在してきました。だから、水俣病患者にせよ、ハンセン病患者にせよ、原発事故の避難民にせよ、世俗の権力に見捨てられた民を慰藉し、その魂の救済に関わることができるんですね。それは政治家には絶対にできないことです。

 そのことについて著者は〈貴いお方と打ち捨てられた最下層民とのあいだには、権力段階と庶民段階の膨大な地層が横たわる。貴いお方がそのようにされてしまった民に慰藉の言葉をかけたとき、これらの地層は断罪されたも同然〉と書いていますが、その通りだと思います。

 みな実は今の天皇は、皇太子時代から天皇の役割を明確に意識しています。昭和61年5月26日付読売新聞で、皇室と国民の関係の理想的なあり方を質問され、文書でこう回答しているんです〈天皇は政治を動かす立場にはなく、伝統的に国民と苦楽をともにするという精神的立場に立っています〉と。さらに続けて〈このことは、疫病の流行や飢饉にあたって、民生の安定を祈念する嵯峨天皇以来の天皇の写経の精神(中略)などによっても表されている〉と述べています。そうした歴史的なあり方を水俣でも示したのです。

●インタビュー・文/鈴木洋史

※SAPIO2016年1月号より



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年末雑感

2015-12-31 17:46:13 | 本日のしりきれとんぼ
画像は森山知己という日本画家の〝水の記憶シリーズ〟より。

さて今日は大晦日。
一年の反省として思いっきり暗い話をしよう。
そして明日は元旦。
思いっきり明るい話をしよう、したい。

年末報道はこの一年を振り返る特集をしている。
でも、あちこちのチャンネルの何処も福島原発事故を真正面から取り組もうとしているものはない。意図的なものを感じざるを得ない。
現在進行形で放射能が大量に放出され、太平洋を介して地球規模で汚染し続けているというのに、、、、。
現在進行形で避難民の困難が累積しているというのに、、、、。


今日、大晦日の話は、それに関係なさそうで関係大有りなアラル海消滅の話。


50年前には世界第4の規模であったアラル海、ウズベキスタンとカザフスタンにまたがり琵琶湖の100倍の面積を誇っていた。
それが、旧ソ連による綿花栽培のための灌漑工事によって川からの水の流入が途絶えてしまった。

水量を失った湖は塩分濃度が濃くなり、やがて魚などが住めなくなり、砂漠と化してしまった。
当然そこには膨大な数の生活難民が出現する。

自然界がもたらす絶妙なバランスが、近視眼的人間の欲望によって破壊されていく好例である。

生き物にとって必要なのは石油ではなく、水なのだ。
そんな単純な道理が目先だけの利潤追求によって歪められる、、、。

ノンちゃんの感傷

2015-12-22 20:11:52 | 本日のしりきれとんぼ
私はノンちゃん。
徳さんとこに住んでるオカメインコだよ。

こないだは、おばあちゃんが亡くなってご愁傷様。
ノンちゃん、ほんとに寂しいよ。

ここ最近は、セロ&ニーニャなんて新参者の猫兄弟がやって来て大きな顔をしている。
ニーニャなんか、私の鳥かごの上にドサリと乗ってきて、そこでうたた寝なんかするんだよ。
ノンちゃんの何倍もある物体が屋根の上を塞いじゃう。
不愉快ったらありゃしない。

でも、夜の数時間、セロ&ニーニャのコンビを部屋から追い出して籠から出してくれ、ノンちゃんの好きなようにさせてくれる時間を作ってくれるので、まあ、我慢するか。

そうだった。
その時間に、机の上に差し出されたおばあちゃんの腕の上を、よく、行ったり来たりして遊んだもんだったな。
おばあちゃんはマッサージされるようで気持ちがいいって喜んでいたけど、ノンちゃんはおばあちゃんの枯れ枝のような腕が好きだっただけなんだ。
でも、そのおばあちゃんの枯れ枝がなくなってしまった、、、。

ノンちゃん、弱いもんの味方なんだ。



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居心地悪し

2015-12-16 18:19:10 | 本日のしりきれとんぼ
新宿の4階の施療室の窓からの展望が一変した。
54階建ての巨大マンションが出現したのだ。

30年前、ここで開業した頃は、同じ窓から遠く池袋のサンシャインが見えた。
それが、30年間に相次いで建てられたマンション群によって見えなくなっていた。
そしてこれが決定打!
窓から見えるのはコイツだけになってしまった、、、。

事情は多少分かる。
コイツが建った場所は新宿区富久町。
古い安アパートなどが混在する、一昔前の愛すべき空間だったのだ。
当然、90年前後のバブルには乗り遅れ、しかしバブル崩壊の余波はしっかり被り、街には更地や駐車場がモザイク状にみられ、活気というものを失っていた。

多分行政などのテコ入れもあって、モデル事業として進められたにちがいない。
きっと、彼らはコイツを成功事例として誇らしげに謳うのだろう。

前へ進めのパターンが画一化してて、人の心は無機質化するばかり、、、。


現在も東京各地には富士見台なんてのに類した地名が残っている。
江戸時代の人が今の東京を見たら、やっぱり嘆くんじゃないかな、、、。


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『写真万葉集 筑豊2』 監修 上野英信 趙根在 葦書房

2015-12-13 21:06:10 | 本日のしりきれとんぼ
世界が浮ついている。
ここまで苦労してやって来たけど、もう、いいや!
って感じで、投げやりになっている。

目先の利害関係にだけはさといから、紛争だけは確実に起こしてくれる。
そして使われる武器は、悪魔的に進歩し続けている。
でも、それら紛争のどれ一つをとっても、10年後、百年後、、の世界を語ってはいない。

という事は、今世界で現在進行形のあらゆる破壊は未来に一切寄与していないということだ。


半世紀前の日本では、明治以来日本を支えてきた石炭産業が石油に置き換えられ、炭鉱労働者はひどい目にあった。
合理化の号令のもとに賃金カット、人員整理が行われ、最終的にはほとんどの炭鉱が廃坑となった。
彼等はどこに行ったか?
半世紀前の国内難民問題である。

今は誰も彼らの消息を知らない、、、。

徳さんは、今この時点で福島原発で働いている労働者とダブってしょうがない、、、。











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無題

2015-12-04 15:48:58 | 本日のしりきれとんぼ
私事ながら、12月1日に母が他界したため、しばしブログはお休みしました。
92歳、病名の付かない大往生でした。

臨終のおり、少し大きくなっていた呼吸が段々小さくなり、やがて間欠的になり、そして、ふっと止まりました。
父は急死だったのですが、母の場合は、人間の自然死の過程に付き合うことができました。

生前の母に関わった多くの人びとに感謝です。

老人になっても、どこか童女の要素が色濃く残っていた母の柩には、生前折り貯めていた折り紙や押し花が振りまかれました。




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ふさぎ虫になっちゃった徳さん

2015-11-29 17:38:21 | 本日のしりきれとんぼ
画像は東俊行というひとの「花の下にて」という作品。


さて、暗い話をどうかお許し願いたい。

日本人お得意の内側に溜め込むという心の態度が、心を病ませ、やがては肉体をも蝕むという事をさんざん見てきたし、そのことの危険性を患者さんにも伝えているつもりである。
もちろん、徳さんとて例外でなく、内憂外患の嵐の吹きすさぶ只中にある。

内憂は実に切実だが、まだこちらはいい。
どこかで諦める事が出来るし、無駄と分かっていても自己満足的に努力の道がある。

厄介なのは外患。
世界情勢というと大袈裟なら、ついそこ、身近に起きている出来事の累積でもいい。

つい先日、マイナンバーの書類が送られてきた。
恐ろしくて開封出来ないでいる。
なんでそこまで徹底的に管理されなきゃならんのか、、、。

毎月、東京電力から請求書が届く。
使った電力に対してならちゃんと払うよ。
でも、その請求書の中には訳の解らぬ、再エネ発電賦課金なんてもんが一切の議論無しにある。
電力料金に関しては、総括原価方式という、かかる費用を丸載せできる美味しい装置も設置されている。

介護従事者の確保が叫ばれているが、彼等彼女らに対する有難うの精神は一切無し。
いかに上手に、使い捨て労働者を生み出すか?
そんなことにのみ関心が寄せられている限り、働く方だっておざなりになる。
マニュアルに従っていればいいんでしょ、と。
はっきり言って、現場は悲惨。
介護される方もする方も、、、。

そんな世界の中にあって、我々は如何様に生きればいいのか?、、、、。


元気に吠える奴はいるよ。
安倍坊など政治屋を筆頭に、歴史を平気で捏造解釈し、己の矮小な価値観を唯一絶対のものとして吠えまくる奴が。

でも、非難することは簡単だが彼らを根っ子まで含めて打破するには至ってはいない。
その事をわれわれは深く反省すべきだ。

救いは、自分の責任を全て抱え込み、世界の片隅で異を唱えている人々の存在だ、、、。
3.11以後以後、無名の人々が声を揚げ始めた。

それだけが救いである、、、。

 

本日のおまけ

西側報道の欠落を断罪した報告。
あるイラクの人の発言、。


「劣化ウラン弾は、イラクに残されたサイレントキラーでした」。アルカンさんは、劣化ウラン弾がアメリカによって使われたとはっきり話されました。1991年の湾岸戦争が短期間で決着がついた、その勝利の秘密が劣化ウラン弾であると指摘。2003年のイラク戦争でも、バスラ、アンバール、ファルージャなどイラク国内で再び劣化ウラン弾が使われましたが、その証拠をペンタゴンは隠匿しようとしました。しかし、中東の衛星テレビ局「アルジャジーラ」の調査報道など、今では多くの事実が明るみに出てきているということでした。放射線研究で有名な科学者の調査でも、白血病やリンパ腫、先天性障害の症例と劣化ウラン弾の因果関係がわかってきたことが説明されました。

「なぜイラク人は、このことを世界に知らしめないのかと疑問に思われるかもしれません。答えは簡単です。シーア派のイラク政府は、アメリカの命令を聞くだけだからです。そして劣化ウラン弾で最も影響を受けているのが、スンニ派の人々だからです。アメリカの劣化ウラン弾使用に関する調査活動は、シーア派が牛耳っているイラク政府によって妨害を受けます」。

実際、アルカン医師は、イラクの衛星放送局の取材に応じて劣化ウラン弾使用と腫瘍や先天性異常の関係について話をしたところ、イラク保健省から懲罰的な内容の文書を受けとったのだそうです。




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『ネコの気持ちをきいてごらん』 加藤由子 幻冬舎文庫

2015-11-25 18:00:24 | 本日のしりきれとんぼ
ネコを飼うようになってから、ついついネコの本に手を出してしまうようになった。
実際、おびただしい数の本が出ている。
読めども読めども尽きることを知らない。
本の提供者と受け取る側に最初から共犯関係が成り立っているので双方に気軽さがあるのだろう。

加藤由子さんはネコ好きが高じて動物関係のライターになってしまった人だ。
ネコ関係の著書多数あり。、これはその中の一冊。
学生時代の専攻が動物行動学だったそうで、観察力が並大抵でない。


ある日、動物病院に保護されたオス猫をもらった。左後ろ足が膝のところで切断されている。
フーという名だ。
便秘気味の臆病でおとなしいネコである。
しばらくは母子関係のような日常生活が続く。

しばらくしたある日、同じ動物病院から片目のメスの子猫を、今度は押し付けられる。まるという。
問題はフーとまるの関係だ。
まるが子猫のうちは良かった。
フーは保護者ぜんとしてかわいがっていた。
まるが大人になるにつれ、フーはまるを厭うようになった。
まるのほうはそんな事態を理解できぬのかフーに親愛を込めたちょっかいを出し続ける。
フーは余計に嫌がる。

何としてもフーとまるの関係を正常化したい加藤由子さん。
徹底して二人?を観察した。

出した結論は、まるの自己中心的な愛情表現にあり。
興奮のあまり、甘噛みに止まらない噛み方を身に付けてしまっていたのだ。

その事に気付いた加藤由子さんはどうしたか?

まるは「正しい与え方と受け方」を間違えてしまっているのかもしれないと思い、まるを徹底的に愛撫した。
徹底的な愛の放射を受けたまるは、柔和な他者への関わりを何となく理解していったようで、その後二人(二匹)はじゃれ合いながら生きておるとさ、、、。


今現在、人間が行っているテロとか、テロ撲滅の動きなんて、ある意味ちょろい。
なんて思ってしまう。

一度、ためしにテロリストの生まれた環境に愛の放射を地球規模で浴びせたらどんなもんだろうか、、、?。


加藤由子さんが講師を務めている、「ペットシッタースクール」での発言。

  ****
動物への愛情とは、その動物が持つ価値観を理解し尊重し、守ることだと思います。それが、動物の行動を理解するための基本です。さらには動物に何をしてあ げればいいのかを考えるときの基本です。この基本がわかっていれば、どんな事態に直面しようとも必ず、よき解決策が見いだせるはずです。
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