いつか、どこかで

花、昆虫、そして鳥など身近で見られるものを撮っています

芽吹きの山へ

2019-04-19 20:46:18 | 里山

昨日は最低気温10℃、最高気温24℃、陽気につられて、

今ほんの一時だけの芽吹きの木々たちを見たくて、

撮りたくて、いつもの山道へ歩きに行ってきました。

(本当の目的はワラビ採りだったけど)



芽吹き始めの葉っぱの色は木の種類によって、

うす~~いグリーン系や薄いグレー系、乳白色のような色の葉っぱ、

そして赤っぽい色の葉っぱ等など、本当に色とりどりです。



それぞれの木の形と色で隣合って、つかの間、

今だけの淡くて優しい山の色を見せてくれます。



少し早く芽吹いた木は、もう~すでに黄緑色になって、

陽の光を受けて輝やいていました。



常緑の木の向こうに、若葉の色が映えて綺麗。



普通の山桜はもう散って終わっているのですが、

この遊歩道沿いにはまだこれから咲く山桜(?)が、

道に沿って沢山植えられています。

まだ植えてそれ程年数が経っていない幼木ばかりです。



写真の真ん中辺りの白く見えるのもそんな幼い桜の木ですが、

これは結構たくさん花を付けていました。



今回撮った桜たちは実のところ、桜なのか山桜なのか???、

いわゆる桜の1つの品種なのか?山桜の中の1つの品種なのか?

立て札でも立ててくれてたらなぁ~と思った次第。

でも、葉っぱが出ているからおそらく山桜ですよね。



ず~っと向こうの山の白っぽく見える木の塊も、

手前の小さな白っぽい葉っぱたちも、

何日も待たずして濃い緑一色に変わってしまいます。



いつも思うことながら、この山道は常に整備されてありながら、

何m置きかに桜を植えたりもしてて、何かと人の手が入っているのに、

歩きに来ている人が、ほぼ皆無という不思議な場所なのです。



ノグルミの若葉が目が覚めるようにとても綺麗!

ノグルミは若葉が出る頃になっても、

去年の松ぼっくりみたいな実がそのまま残っています。



この山桜はほんの微かにピンク色を帯びていました。

今はまだまだ小さく幼い木ですが、それでもいくばくかの花を付けて・・・

これから年々株が大きく育つと、見栄えのする山桜へと成長するはず。

「何年先のことかな? その頃、ここまで歩いて来れるかな?」

そんな話を妹と。



特別な木があるわけでも、好い景色が見られるわけでもない、

どこにでもある山、どうってこともない山だけど、

そんな山をゆっくり気ままにカメラを首にかけて、

時々ワラビも取りながら、芽吹きの山を歩くのもたまには良いものです。

ほんのちょっとだけど、気持ちが安らぎます。



コメント (4)
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