いつか、どこかで

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キジ

2011-11-23 22:28:24 | キジ
1ヵ月半ほども前の10月8日の午後5時頃だったか? 妹が「今、アソコに(田んぼあと)キジが降りたみたいよ~」と。

「本当に~」とその辺りを見てみたが、姿を確認することは出来なかった。

その2日後、10月11日午前11時半頃、外に出ている時、何気なく目をやった所に、

「あれは~?もしかして鳥の巣??」と思われるものがあった。

何かなぁ。。。と暫く見ているとそれは動くではないか!?うん?うん?

直後、それは鳥の巣ではなく鳥そのものだと分った。


最初、目にした時はこれ程も見えていなかったが鳥と分った時点で、

大急ぎでカメラを取りに家の中へ・・・その間に逃げることなくその場で何かを啄ばんでいた。


ああ~、これは先日妹が言ってたキジだ~!と気が付くのに時間はかからなかった。

それからは恐がられて逃げられないように、ジワジワとキジとの距離を縮めていった。



意外なことに、此方を見ている風だったり、不思議そうに音を聞いている素振りをする風も見られるのだが、


又、何もなかったように、餌でもついばんでいるのだろうか?逃げそうな気配もない。



私はと言えば、自分の息さえ止めてしまいたい程、存在を消したいと願う程、緊張していた。

こんな時はカメラのシャッター音がとても大きなものに感じられる。




それにしても、ここまで近づいても飛び立たず、餌をついばんでいるのは余程お腹が空いて、

食べることに夢中なのか?ちょっと不思議な気もした。



始めの内は写真を撮ることだけに集中していて気が付かなかったのだが、

このキジは右足首に輪っかを付けられていた。地元でキジの放鳥をしているとは聞いていたが、

どうやら、その放鳥された1羽のようである。



検索した結果、岡山県の鳥獣保護区に指定されている地区でキジの増殖を計るために放鳥が実施されているそうだ。



オスのキジであれば、もっと美しいのだろうけど、メスでも中々どうして綺麗な羽に見入ってしまった。



写真を撮っている内に気がついたことが、もう~1つ。

それは右足の指がダラーンとしてあらぬ方に向いていることだった。

それが理由で飛んで行かないのかどうかはわからなかったが、

怪我をして不自由なことにはは間違いなさそうだった。




キジはおとぎ話の桃太郎さんではお供をして鬼退治に行くって歌でも知られていて、

岡山県は桃太郎さんゆかりの地でもありキジは身近に知っている鳥なのに、

本物のキジを目の前でまじまじと見たのは今回が初めてだった。




不自由な足ながらも、目の前の溝は上手い具合に飛んで渡ることができた。

いつまで経っても、トコトコ歩き続ける様子を見ている内に、

この状態で果たして普通に空に向かって飛べるんだろうか?と段々心配になってきた


写真も充分過ぎる程撮った後、飛んで行けるのかどうか試しにすぐ側まで近寄ってみた所、

急いで小走りって感じでは逃げるものの飛び立っては行かない。

その後カメラを家に置きに帰り、怪我をしているしどうしよう、どうしたら良いものか?。。。。と思案しながら、

再び、さっきまでキジが居た場所へ戻ってみた。そこに居てほしいような。居ないでほしいような気持ちで。

が、もう~そこら辺りを探してもキジの姿は見当たらなかった。

やっぱり飛べたんだ!良かった~仲間の所へ帰れたんだだろうか?と安堵したものだ。


所が、その日から6日後のこと、今度は家の下の田んぼあとに同じキジが居るのを見つけた。

僅かな距離しか飛び立てず、どうやらずっと我が家の周囲に居たのだろう。

又、翌日も同じ場所辺りに現れたのを見て、これはこのままにして置けない、

充分な餌が食べられず弱って死んだり、猫や野良犬に襲われるかもしれないので

市役所に電話をかけて保護しに来て貰うことにした。。

保護に来てくれた時、飛べないだけで弱ってしまっているわけではなく、

草むらや笹の繁っている中に隠れて居る状態で、見つける為に役所の人2人と私で枯れ草や倒木の中を這い回った。

やっと見つけて、役所の人が暴れて更に傷つけたりしないように上手く確保してくれた時にはホッとした。

傷ついたキジはその後、岡山市内の池田動物園へ送られて治療をして貰うと言われた。

今頃は安心して餌を食べられて元気になっているのだろうと思う。








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