ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

話し合い

2020-09-24 | ほとほと日記
今日は仕事はお休みでした。

母と姉と3人で、主治医との話し合いのため、兄が入院している病院に行きました。


病棟にエレベーターで上り廊下に出ようとしたら、サークル式歩行器で歩行リハビリ中の男性とぶつかりそうなり、家族3人で声を上げました。

その男性は兄だったからです。


7月初めからコロナ対応で入院患者への面会が出来なくなり、二ヶ月半以上、私たち家族は兄と会えないで来ました。

兄とは電話でしばしば話していましたので歩行リハビリをしていることも聞いていましたが、実際のところなかなかイメージ出来ないでいました。

そこに、しっかりと歩行をしている兄が目の前に現れたのですから、その見違える姿に、本当に驚くしかありませんでした。


病院側の配慮もあり、主治医との話し合いは5回目にして初めて兄も同席しました。

肉体的にも心理的にもそれが可能な水準になった…と医師が判断したのでしょう。

新しい知見はありませんでしたが、5月末の入院から今までの経過を検査画像も交えて分かりやすく説明してくれました。

兄は疲れやすくはありますが、短時間なら物事の理解力をほぼ維持しています。

入院4ヶ月目にして画像付きで今までの経過説明を主治医から聞けたのは兄も嬉しかったと思います。

兄は車椅子に座って話し合いに最後まで参加しました。


今後の方向性もほぼ決まりました。

この先も困難なことばかりだろうけれど、6月初めの途方にくれた日々を考えれば今はずっと恵まれていると思います。

何とか家族で助け合い、これからも困難を乗り越えて行きたいと思います。