ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

老後の質

2019-09-28 | ほとほと日記
今日と明日は仕事です。


私は月末の〆で忙しいですが、ホームではお客様を呼んでの内覧会があるので、バタバタの2日間になりそうです。


出勤の朝、私がいつも「○連勤の○日目です」と書くのは、次の休日までをカウントして自分を励ますためです。

2連勤と3連勤では全然違うし、4連勤が限界です。

慢性的な不眠傾向と職場での頭痛に悩まされていることもあり、仕事はまさに苦行です。

毎朝お祈りをして出掛けます。


「金ピカ先生」というニックネームで一世を風靡した予備校講師の方が亡くなりました。

一時は年収二億円あったそうですが、最晩年は生活保護を受け、糖尿病など重い疾患の中、68歳で独居死をしました。

こういうとき、「太く生きて満足だろう」という人が必ずいますが、老いて重い病気に苦しむ中、金もなく誰も頼る者もいないのは絶望的な苦痛です。

高齢者に関わる ことが多い私は、それを痛感しています。


老後の質はお金と健康といざというとき頼れる人をどれだけ残しているかで決まります。

どれも無かったかの予備校先生の心細さは如何ばかりかと思います。

そして、歩んできた人生の質は全く違いますが、その心細さは、決して人ごとではありません。



神様。
今日一日が穏やかなものでありますように。
家族が皆、健康で過ごせますように。
友人たちが無事に一日を終えますように。
お祈り致します。