ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

見えない檻

2019-09-09 | ほとほと日記
今日は仕事はお休みでした。


昨日の夜に東京を直撃した台風15号は、明け方には風雨は弱まっていましたが、猛暑と鉄道運行のマヒという過酷な置き土産を残しました。


私は休みだったので、今朝の電車の具合に関してあまり気にしていませんでした。

10時過ぎに自転車でスポーツクラブに向かう途中、最寄り駅の改札広場が構内に入れない人々で溢れかえっているのを見てギョッとしました。

それから約2時間後のスポーツクラブからの帰り道、もう正午を過ぎているのに、まだ駅の改札口周辺は人で溢れかえっていました。

駅からほど離れたタクシー乗り場には長蛇の列が出来ています。

35度を超す猛暑の中、小さな駅なのでそう簡単にはやって来ないタクシーを汗みどろで待っている人たちを見て、(日本て凄い国だな…)とつくづく感じました。


疲れ果てて午後遅くに職場に着いても、実際問題としてそんなにやれることはないでしょう。

でも、(もし職場に皆が行っていて、自分だけが行かなかったらどう思われるだろう?)という不安があります。

私自身もそのくびきから自由なわけではありません。

もし今日が仕事で、電車通勤する立場だったら、私もヘロヘロになりながら職場に行った事でしょう。


どうすればその見えない檻から日本人が抜け出せるのか、誰か教えて欲しいです。