ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

御礼のミサ

2017-11-19 | 信仰
今日もお休みでした。


朝、ミサに預かりました。

先週の月曜、父が手術をする日でしたが、朝ミサに預かり、手術の成功をお祈りして来ました。

おかげで父の手術は無事に終わり、感謝の報告をしたいと思いました。


今日のミサでは、ご主人様から大金を預けれた三人の男の説教が話されました。

二人はそれを元にお金を増やしましたが、一人だけ、「ご主人様はとても怖い方だから」とびびって、その大金を穴を掘ってしまってしまいました。
ご主人様が帰ってきて「ここに隠していました」と差し出すと、ご主人様は「怠け者め!」と激怒し、お金を取り上げ、その哀れな男を夜の闇の中、屋敷の外に放り出してしまいます…。

この説話は、今までも何度となく聞いてきましたが、どうも釈然としない…と言うか、恐ろしい印象を受けていました。

怖い主人からお金を預かって、もしものことがあったら…と怯えて隠してしまう気持ちは良くわかります。

私もそういうタイプで、怠け者と言うより小心者なのです。

でも、お金を減らしたわけでもないのに放逐されてしまうとは、なんと恐ろしいことか…と思うのです。

更にご主人様の「誰でも持っている人は更に与えられて豊かになるが、持っていない人は持っているものまで取り上げられる」と言う決めつけの言葉が、昨今の極限化したグローバル格差社会を連想させて、身もフタもない気持ちになってしまうのでした。

神父さんは「自分の持っている力を出し惜しみせずに協力しようと言う喩え」とマイルドに解説していましたが、今一つ納得出来ない感がありました。


まあでも、お祈りが出来る居場所があるのは有り難いことです。

私は教会の中庭にあるルルドの泉のマリア様にも、御礼のお祈りをしました。