ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

家族カプセル

2017-10-21 | 家族
今日は仕事はお休みでした。


朝からとても眠く、眠いままスポーツクラブや床屋に行きました。

床屋では何度も寝込みそうになり、そのたびに起こされました。

やっぱり疲れているのかな…と思います。


1960年暮れ、私が1歳半のとき、父の転勤で北海道から静岡県に我が一家は移住したそうです。

小さいときにその話を聞いて、カプセルに入った5人の家族が頭にイメージされました。

私は一人暮らしを始めて24年半になりますが、心理的にはずっとそのカプセルに入ったままだったような気がします。


ふつうはそのカプセルを出て、外の異性と新しく自分のカプセルを作ろうとします。

私にもそういった気持ちががなかったわけではありませんが、常に力不足を感じていました。

そして、セルフヘルプグループやカトリック教会など、代わりのカプセルにならないか…とあちこちの組織を訪ねて行った気がします。

そこで得た物もあったけれど、家族カプセルの代わりになるはずはありませんでした。


今頭に浮かぶのは、家族カプセルから一人抜け二人抜けして、だんだん小さくなり、ついにはカプセルがフラフラと宇宙の彼方に消えていくイメージです。

それはとても寂しいけれど、広大無限な宇宙の無数に起きる自然現象のひとつで、やむを得ないこと…ともぼんやりと感じられます。