ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

等身大として

2017-10-02 | 独居中高年
今日から3連勤です。


連休後の出勤の朝は特に憂鬱です。

休んでいた間に「何か悪いことが起きたのではないか?」と言う不安が高まるからです。

幸い、今日は月初なので事務所スタッフは全員います。

何か起きていたとしても、自分一人で対応する必要がないのはとても心強いです。


朝のニュースで、大学新卒者の求人倍率がとても高く、地方の企業などは内定者に辞退が続くので苦闘している…と報じていました。

しかし、仕事を辞めても職にありつける…と言うのはせいぜい三十代までです。

58歳の私など、いったん離職したらまともな就職先はまずありません。

何が何でも今の会社にしがみつかなくては…と思っています。


私は二十代の頃からずっと不安定な就労を続け、内心は不安で気が狂いそうでしたが、四十代までは友人との酒席などで馬鹿げたハッタリを言っていました。

男は四十代くらいまではどんな立場にあっても虚勢を言うものですが、その姿を今思うとゾッとします。


五十過ぎてから仕事のミスなどでどん底に落ち、そこからある程度立ち直った今、ようやく等身大の自分を見つめられるようになりました。

それは、加齢と老後生活に怯えながら一日ずつ凌いで行くしかない、初老の独居独身の男です。

これからも日々不安と苦痛に耐えながら、とにかく一日ずつ生きていくしかないのでしょう。



神様。
今日一日が穏やかなものでありますように。
家族が皆、健康で暮らせますように。
友人たちが無事に一日を終えますように。
お祈り致します。