ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

二つの番組

2016-06-18 | ほとほと日記
今日は仕事はお休みでした。


今日はとても暑い一日で、熱中症になりやすい私は朝の買い物から帽子を被って出掛けました。
6月半ばでこんなに暑いなんてあまり記憶がありません。
このまま暑さが続いて、日本は亜熱帯地域になってしまうのでは…と少し心配です。


このところの私の楽しみは、土曜の夜に『ブラタモリ』から続けて『トットてれび』を観ることでした。

『トットてれび』は、黒柳徹子さんのエッセイが原作のドラマで、満島ひかりさんがデビュー前後から十数年前までの黒柳徹子さんを演じていました。
もともとの顔の造形はそれほど似ていると思えないのに、回を追うごとに黒柳徹子さんの若い頃そのものに見えてきました。
創成期のテレビの世界を中心に、向田邦子、渥美清、森繁久彌、坂本九…と言った人たちとの交友を描いていますが、皆さん故人ですからどうしても「別れ」が繰り返し描かれます。
満島さんの表情演技は、明るさ、淋しさ、不思議ちゃん、芯の強さ…ととても重層的で、作品世界をより深いものにしていました。
他の出演者も皆良い味を出していたし、今日で最終回なのが残念です。
でも、30分で七回…と言う時間の制約がテンポの良さを産み、情緒過剰な演出を防いだとも思われます。

『ブラタモリ』は安定の面白さでした。
この番組の主旨は「地形・地質から読み解く地域の歴史」で、コンセプトとしては地味な教養番組です。
出演者もタモリ氏と女性アナウンサーを除けば地元の地味な学芸員さんくらいで、奇を衒った演出は何もありません。
でも、土曜のこの時間帯でかなりの高視聴率を取っているとか。
私は視聴率調査と言うのをあまり信じていませんが、それでもおおぜいで派手に騒ぐ民放のバラエティ番組が軒並み低視聴率であることを考えると、何だか示唆的だと思います。


今週は休みが4日あり、私としてはちょっとしたゴールデンウィークでした。
特別なことは何もしませんでしたが、心の洗濯が出来たように思います。