ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

言葉を失う

2016-04-16 | 祈り
今日は仕事はお休みでした。


朝から繰り返し、熊本県を中心に九州全域を襲っている地震の報が流れました。

昨夜一時半には、おとといを上回る、阪神大震災クラスの本震が襲いました。

それから、震度5以上だけでも、いったい何度報じられたでしょうか。

これほどまでに大きな揺れが繰り返される地震は、今まで聞いたことがありません。



私がこれまで生きてきた中で経験した地震による最も大きな揺れは、東日本大震災でした。

東京でも不気味な地鳴りと共に長く揺れが続きましたが、あれでも震度5です。

その後も余震が続き、多くの方が強い精神的なショックを受けました。

あの地震で心身の調子を崩したのをきっかけで、私のホームに入居された方が何人かおられます。

今、熊本では、わずか二日足らずの間に、あれを上回る揺れが十数回も襲っているのです。

少し小さな地震も含めれば何百回にもなり、生きた心地がしないでしょう。



自分には果して何が出来るだろう?と言う無力感があります。

人が生きているのは無数の人の力に助けてもらっているからです。

この四年間、私は特にそれを感じて生きてきました。



がんさんは、今夜はお母様と車中で過ごされるそうです。

どうか、無事に明日の朝を迎えられますよう、お祈り致します。