糸
2016-02-21 | 信仰
今日も仕事はお休みでした。
約二か月ぶりにミサに与りました。
ミサの最後で、醗酵していないパンを司祭から受け取る聖体拝領と言う儀式があります。
その間は拝領歌と言って、典礼聖歌が歌われます。
今日は、一曲目の良く知られた聖歌の後に、どこかで聴いたことのあるメロディがオルガン奏者とギター奏者によって奏でられました。
中島みゆきさんの『糸』でした。
私は、現役の日本の歌手が作った曲が聖体拝領で演奏されたのを初めて経験しました。
しかし、それはとても私の心に染み入り、涙が出そうになりました。
なぜめぐり逢うかを 私たちは誰も知らない
いつめぐり逢うかを 私たちはいつも知らない
どこにいたの生きて来たの 遠い空二つの物語
縦の糸はあなた 横の糸は私
逢うべき糸に出逢えることを 人は仕合わせと呼びます
中島めぐみさんが、現代日本の最も優れた詩人の一人であることは、多くの人が認めているところでしょう。
その普遍的な言葉は、まさに聖体拝領の場にふさわしく思えました。