ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

叔母のお願い

2014-10-02 | 家族
今日と明日は仕事です。

朝、母から電話が掛ってきました。
母は北海道に住む自分の妹(私の叔母)から、現金が送られてきた…ということを言いました。

叔母は一人暮らしをしています。
結婚をしていましたが、夫が不実をして離婚し、それからは生活保護を受けています。
「お人好しで優しいからバカな男にダマされたんだ。可哀そうになア」
母はいつもそのように言っていました。

素朴で控えめな性格なので、無駄遣いをすることもなく、こつこつと貯金をしてきたようです。
その叔母から、「服を買ってほしい」と連絡が来たというのです。
通っているデイサービスの人々が、皆キレイでおしゃれな服を着ているので恥ずかしい…と言うのです。
「生活保護のお金で服を買っていいのかな?」と母は聞きます。
「無駄遣いしないで貯金したんだから、全然いいんだよ」
と私が言うと「じゃ、良いの選んで送ってやろう!」と、母は力を込めました。

今朝はちょっと寂しい気分だったこともあり、何だか鼻の奥がツンとなりました。


神様。
今日一日が穏やかな日でありますように。
家族が皆、健康に過ごせますように。
友人たちが無事に仕事を終えますように。
お祈りいたします。