ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

不思議の花

2014-03-30 | ほとほと日記
今日も仕事はおやすみでした。

私はたいてい月に一回連休があるのですが、三月は昨日と今日がその唯一の連休です。

暖かいというより暑いほどだった昨日とは打って変わって、今日は朝から雨でした。

日曜がお休みの日は自転車で教会に行ってミサに与かります。

今日も自転車で往復しました。

その道すがら、あちこちの桜の花びらが昨日に比べてあきらかに開いているのに、改めて感嘆しました。

昨日は、夕方の四時前から夜六時半くらいまで公園にシートを広げてお花見をしました。

その間にも、周囲の桜の枝ぶりが少しづつ色めいていくのが、解りました。

改めて、桜って神秘的だなア…と思ったことです。

単なる樹木というより、もっと違う力が宿っているのでは…と、どうしても感じられる。

満開時、桜の木々が何本も連なり、花びらがアーケード状に重なり合っているさまは、まさに絶景です。

ところが、その命はわずか数日で、文字通り散ってしまうのです。

遥か昔から、わが国では歌に画に芝居に桜がモチーフになってきましたが、存在じたいが劇的なのですから、むべなるかなですね。

それにしても、こんなふうに桜の姿に感心できるのも、少しは私の心に余裕ができたおかげだと思います。

悩んでいたころは周囲の景色などまったく見てませんでしたから。

ありがたいことです。