ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

二人の天使

2014-03-01 | ほとほと日記



今日は仕事は休みでした。
午前中はいつものように洗濯と買い物とスポーツクラブでランニングをし、午後から都内に買い物に行きました。

まずは四谷でちょっとした聖品を買いました。
その一つが、ラファエロの『二人の天使』の小さなイコン。
これはもっと大きな作品の一部で、正式な名前も違うらしいのですが、可愛らしい絵柄なので買ってしまいました。
今、私のデスクの上に置いてありますが、なかなか気に入ってます。
それから新宿に行って、ランニングウエアを買いました。
四谷にせよ新宿にせよ、私のような怠け者ですら少し腹を決めて出掛ければ、世界のブランド品や珍しい商品が入手できるのですから、有難いことです。

夜は、『八日目の蝉』という映画をネットで観ました。
いっとき盛んに宣伝していたのでタイトルは良く知っていましたが、ほとんど予備知識はありませんでした。
観始めると、不倫相手の赤ちゃんを誘拐する…という主人公の行動になかなか感情移入できずにいましたが、永作博美さんや井上真央さんの好演もあり次第に惹きつけられ、最後は涙を流しました。
それと、小池栄子さんが良い。
彼女はテレビでもサバサバしてる感じであまり女優っぽくないけれど、実はとてもうまい人だと思います。

観終わった後ちょっと調べてみたら、2011年に封切られたこの作品は、翌春の日本アカデミー賞で主要賞を総なめしてたのですね。
まあ、日本アカデミー賞は一作品が主要賞を総なめにする傾向が強すぎて「各社持ち回り」などと陰口を叩かれていますが、それにしてもけっこう大した作品なのでした。
2011年から2012年の夏にかけての私は精神状態が最低でしたので、そんなことも知らずにいたのでしょう。
ただ、そんな先入観なしに観たのがかえって良かったとも思います。
「総なめ映画」と知っていたら、かえって「こんなものか…」と感じたかもしれません。
そういうことってありますよね。

というわけで、つまり今日も呑気な休日なのでした。