ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

ハカマと桜

2014-03-25 | ほとほと日記
今日は仕事がおやすみです。

そして、母と姉が月に一回、私の家に来る日でした。

いつものように駅近くのレストランで三人で昼食を摂ったあと、別れました。

私は商店街に行って三十分ほど買い物をしてから、自転車で自分の家に向かいました。

すると、近くの小学校の正門前で、けっこうな人だかりがしています。

見ると、正装した子供とお母さんが、何組も並んで歩いています。

やがて、「卒業式か…」と、気づきました。

男の子たちはブレザーにズボンという地味な恰好が多かったのですが、女の子たちにけっこうハカマ姿がいたのには、正直驚きました。

私たちの頃は(といっても私が小学校を卒業したのはもう四十二年前ですが)、小学校の卒業式でハカマを着た子はいなかったと思います。

私は当時からお洒落に無頓着だったので、自分を初め周囲の子たちもどんな格好で卒業式に臨んだか全く覚えていませんが、ふだん着とさほど変わらなかったような気がします。

と言ってその光景がいやだ…というわけでもなく「今の小学生も親御さんも、いろいろと準備が大変そうだなア」と感じたのでした。

まあでも、ご当人たちは、一生に一度の卒業式にちゃんと着飾って行くのは「当然で楽しいこと」なのかもしれません。

そのあとスポーツクラブに行き、トレッドミルで走りながらテレビニュースを見ていると、「今日、東京で桜の開花が宣言されました」という一報がありました。

確かに今日は、ヒル前からやたら暖かかったけれど、今週末と聞いていた開花宣言が飛び出すとは。

でも、卒業式と桜は絶好の画題です。

あの子たちにとって、今日はまさしく一生の思い出になるのでしょうね。