goo blog サービス終了のお知らせ 

ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

生産性

2018-07-28 | 独居中高年
今日も仕事はお休みです。


もともと一家で父の墓参りに行く予定でしたが、台風が接近する…というニュースに取り止めしました。

今は午後7時過ぎですが、風雨が強まっており、止めて正解でした。


自民党の国会議員が「子供を作らないLGBTは生産性がないのだから支援は必要ない」という主旨の発言をしたとかで話題になっています。

あまりに突っ込みどころの多い暴言なのでもちろん批判の的になりましたが、発言した議員に対する批判は思いの外広まっていかないな…と感じます。

その議員に関しては今は置きます。


実際問題として、中年過ぎて子供がいる人といない人では、明らかに世間の見る目は違います。

子供がいないと、「大人としての役割を果たしていない」と軽く見られるように思います。

それでも結婚しているとまだ「何かの事情があるのだろう」と考えてもらえるけれど、結婚もしていないと、人間的な欠陥があるのかな…と疑われます。

ずっと未婚でも、社会的な地位が高かったり収入が多ければ、「えり好みが強いのかな?」とは思われますが、「まあ頑張って働いてたくさん税金を納めているのだから」という評価が加わるので、厳しい視線は多少は和らぐようです。

何しろお金があるのは強いですからね。

つらいのは未婚で、もちろん子供もなく、しかもまともな収入もない場合。

よほどの善人感を他者に抱かせる人でない限り、「触れてはいけない存在」扱いを受けることになります。


件の暴言議員のような人物は、もちろん政治家に相応しくないと思います。

厄介なのは、望んだ訳でもなく漫然と独り身で生き、大した稼ぎもない私に取って、「生産性がない」という杜撰な暴言がけっこう心に沁みる…ということです。

それはその議員や所属政党を非難したところで、決して本来的な解決にはならない問題です。

寂しい位置

2018-06-18 | 独居中高年
今日から4連勤です。


朝からどんよりと暗く、今にも雨が降りそう。

予報を見ても今日から週末に掛けてずっと傘マークが付いていて、雨に祟られる1週間になりそうです。


このところ、心から喜んだり楽しんだり…ということがない。

友人たちと飲みに行ったり食事をしたりしても、どこか心が沈んでいる。

スポーツクラブのプールで小さい子がお父さんやお母さんと楽しくしているのを見ると自分も嬉しくなったものですが、どこか寂しく悲しく感じられる。


「自分はもう現役世代ではないのだ」という感覚が強くなって来ました。

何も成し得ず、何も獲得せずにその年齢になってしまった…という欠落感と劣等感。

世間の目からは半端者なのに、仕事はハードワークしなければ生き残れないという不安と希望のなさ。


でも、それが59歳まで生きてきた自分の現実で、客観的な位置なのでしょう。

キツくとも、寂しいままツラいまま、今日一日を生きるよりありません。



神様。
今日一日が穏やかなものでありますように。
家族が皆、健康で暮らせますように。
友人たちが無事に一日を終えますように。
お祈り致します。

王会長

2018-06-02 | 独居中高年
今日は4連勤の4日目です。

いつもながら、「ようやく辿り着いた」という気持ちです。


福岡ソフトバンクホークスの王会長が結婚を発表されました。

78歳の王会長のお相手は60歳の女性だそうです。

いつもならこういうニュースには穿ったイヤミなコメントもあるものですが、今のところそういうのが見当たらないのは、王会長の誠実な人柄のおかげでしょう。


歳を取れば取るほど、男の独り暮らしは難しくなってくると感じます。

どこかだらしない、いつも疲れている…。

ずっと独身を続けて来た男性は、しばしば貧相だったり落ち着きがなかったりします。

そういう指摘を受けるのではないか…という恐れから、逃避的になったりちょっとしたことにムキになったり。

書いていて哀しいなあ…と思いますが、これは私自身のことでもあり、目をそらせても仕方ありません。


せめて私は「いっしょにいて面倒くさくない独居中高年」でいたいと思います。

かまってちゃんや卑屈な言動は、人を遠ざけてしまいます。

簡単ではありませんが、心して行きたいと思います。



神様。
今日一日が穏やかなものでありますように。
家族が皆、健康で過ごせますように。
友人たちが無事に一日を終えますように。
お祈り致します。



訃報に接して

2018-02-22 | 独居中高年
今日は仕事はお休みでした。


このところ、仕事があってもお休みでも、ずっと冬季オリンピックを楽しく見ていました。

でも、昨日、俳優の大杉漣さんが亡くなった…という知らせには驚きました。


私は、大杉漣さんの出ている作品をそんなにたくさん見ているわけではありません。

まだ66歳と言う若さで、仕事もバリバリされて、大きな病気もなかった方が急逝されたことに衝撃を受けたのです。

報道によると、仕事先のホテルで腹痛を訴えて病院に運ばれたものの、そこで亡くなられた…とか。

症状が出てから対応までにそれほど遅れたとも思えないのに亡くなられたことに、何とも言えない厳しさを感じます。


特別の既往歴がなかったのに、急に脳や心臓の病気で入院や手術をした…という高齢者に会うことは珍しくありません。

そういう方たちは「もう入院が少し遅かったら命に関わっていた」としばしば言われます。

ということは、60代以上にもなれば、誰にも急変が起こりうる…ということでしょう。

発見から対応までの速度が命の境目になる。


独りで生活しながら老いていくリスクと不安を改めて思います。

あと一年三ヶ月で私も60代になります。

部屋で急変した時に、何とか外部の人なり機関なりに繋がる方法が必要だな…と改めて思ったことです。


焦りと憂うつ

2018-01-17 | 独居中高年
今日から3日間仕事です。


ずっと雨のなかった東京ですが、今日の午後から夜に掛けて雨が降るとか。

乾燥仕切った東京には待望のお湿りなのですが、ちょうど帰宅時間に本降りになるとの予報もあり、憂うつです。


23年前の今日、阪神淡路大震災があった…とのことで、朝のニュースで現地からの中継をしていました。

被災地の方々には申し訳ないですが、何だか哀しい気持ちになってしまい、チャンネルをBSに変えました。


ここに来て、仕事の朝の憂うつ感が復活しています。

仕事そのもののプレッシャーもそうですが、粘っても粘っても苦しくなる一方で、定年後は経済的にも身体的にも独り困窮する…と言うイメージに苦しんでいます。

一足飛びに明日は来ないのだから、とにかく今日一日頑張るしかありません。

でも、それだけでは足りないのが分かっているのに、為す術がない…と言う焦りがあります。


神様。
今日一日が穏やかなものでありますように。
父が苦痛なく過ごせますように。
友人たちが無事に一日を終えますように。
お祈り致します。