松代城のすぐそばに真田邸(新御殿跡)があります。
これは松代藩の9代藩主・真田幸教(さなだゆきのり)が、
義母である貞松院(幸良の夫人)の住まいとして
1864年(元治元年)に建築した城外御殿です。
当時は「新御殿」と呼ばれていたそうです。
(義母とあるのは幸教は長男でありますが、側室の子どもだからです)
江戸時代、大名の妻子は生涯江戸住まいを義務づけられていました。
後14代将軍・徳川家茂の時代に行われた文久の改革による参勤交代制度の緩和にともない、
妻子の帰国が許可されたことから、松代にも屋敷が必要になりました。
のちに、隠居後の幸教もここを住まいとし、明治以降は伯爵となった真田氏の私宅となりました。
主屋、表門、土蔵7棟、庭園が江戸末期の御殿建築の様式をよく伝えています。
庭園の風情も中々です。
9代藩主真田幸教に好まれた庭園は、「水心秋月亭(すいしんしゅうげつてい)」と名付けられています。
ゆっくり座ってみたら落ち着くでしょうね。
厠です。
恩田木工民親(おんだもくたみちか)・・・江戸時代中期の信州松代藩主真田幸弘の重臣。
宝暦初年 (1750年代) ,松代藩が天災や幕府の賦役などにより財政の危機に陥った際,
藩の老職中最年少であったが抜擢され,財政整理にあたり,藩政立直しに成功したと云うことです。
施設群の中に有った食事処。中に入ってソバでも食おうと云う事になった。
新そばは大変美味しかった。(@700円)また値打ちだった)
店の中に陳列されていた鎧兜。
ソバが出て来るまでの時間に撮った置物。
天井の様子。
其の1は終わります。