キミと
ブローチを
作ったよね
愉しかったね
ボクのは
あんまりにも
暗くてさ
何処に
そんな
闇があるのか
と
思わず
胸に
手を当てて
しまった程に
ニコニコしながら
隣では
キミが
底抜けに
明るい色彩で
ブローチを
仕上げてた
キミは
スマートだし
お洒落だから
きっと
そんなキミに
ぴったり
似合うであろう
優しき色彩を
選べたんだね
なにか
モノを創る時間
が
スキだ
それは
自身と向き合う時間
でも
あるから
実直さ
も
不安定さ
も
バレてしまう
それが
可笑しくて
うれしい
今日も
体温を感じながら
生きている
そう
想えるから
キミと創る時間
が
好きだ
それも
もうひとりの
自身と向き合う時間
の
ような
気がするから
アクセルを
踏み込むキミを
気づかれぬよに
ブレーキを
踏みながら
受け止めたり
ブレーキが
かかりっぱなしの
ボクを
キミは
アクセルを
踏み込みながら
背中を
ポンと
押してくれる
無いモノねだりは
もうたくさんだ
在るモノを
大切にしていたら
そんなヒマないわよ
って
キミが
教えてくれたから
胸の振り子が
今日も
揺れる
互いのバッジを
錘にしてさ
どんなに
揺れても
軸は
ぶれぬ様に
どんなに
揺れても
ほら
また
還るべき
場所
へ
胸の振り子 ～サトウハチロー～
柳につばめは あなたにわたし
胸の振り子が鳴る鳴る
朝から今日も 何も言わずに
二人きりで 空を眺めりゃ
なにか燃えて
柳につばめは あなたにわたし
胸の振り子が鳴る鳴る
朝から今日も
煙草のけむりも もつれるおもい
胸の振り子がつぶやく
やさしきその名
君のあかるい 笑顔を浮べ
暗いこの世の つらさ忘れ
煙草のけむりも もつれるおもい
胸の振り子がつぶやく
やさしきその名
君のあかるい 笑顔浮かべ
暗いこの世の つらさ忘れ
煙草のけむりも もつれるおもい
胸の振子がつぶやく
やさしきその名
やさしきその名
