
そこは
時が
止まっている
ようだった
夏雲みたいな
動きの早い雲の
移りゆく様は
立ち尽くした
ワタシタチを
どんどん
過去へ
追い立てて
いくようだ
不安を
掻き消すように
ベルが
鳴り響く
傍らの
海の中から
這い上がってきた
みたいな
コバルトブルーの
列車は
速度を
緩めるコトなく
通過して行った
此処では
各駅停車の
列車しか
停まらないんだ
選択の余地の無いコトに
気付き
苦笑いしてみる
いつも
だれかに
救けられ
未来へ
運んでもらおうとする
そんな
自身を
やんわり
と
否定されたみたいで
小気味いい
列車を
一本
乗り過ごそうが
はたまた
いま
列車に
飛び乗らずとも
其処にある
レイルは
そう簡単には
朽ち果てやしないから
時に
立ち止まり
時に
振り返り
自分なりの
光跡を
見つめる時間も
必要なのかもしれない
走り出すコト
は
簡単
走り続けるコト
に
比べたの
なら