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《本記事のポイント》
- 現実に存在する宇宙人のコミュニティー
- 地球文明の中にある"宇宙的な紛争を解決する力"
- 宇宙人の存在が要請する、地球人同士の絆と団結
好きなことにまっすぐな少年エリオは、何光年も離れた遠い星へ行ける日を夢見て、大好きな宇宙に思いを馳せていた。しかし、一番の理解者だった両親を亡くし、周囲の誰にも理解してもらえず、寂しい気持ちを抱えている。
輝く星々のどこかに、"本当の居場所"があると信じ、毎晩のように星空を見上げていたエリオ。そんな彼の思いが届き、ある時、さまざまな星の代表が集う夢のような星々の世界「コミュニバース」に招かれる。
エリオはそこで、心優しいひとりぼっちのエイリアンの少年グロードンと出会い、心を通わせて親友になる。やがて星々の世界を揺るがす脅威が迫るが、その危機を救うカギは、エリオとグロードンが交わした、ある約束にあった。
『トイ・ストーリー』『インサイド・ヘッド』など、イマジネーションにあふれた作品を送り出してきたディズニー&ピクサーによる長編アニメーション。何光年も離れた"星々の世界"を舞台に、ひとりぼっちの少年と心優しいエイリアンが繰り広げる冒険と友情を描く。
現実に存在する宇宙人のコミュニティー
この映画のユニークな点は、宇宙人が一つの"コミュニティー"を形成していて、地球に「組織」としてコンタクトしてくるという設定だ。
映画に登場する「コミュニバース」では、さまざまな先進的な宇宙人たちが一つの共同体をつくり、知恵や技術、文化を共有し、さらなる高みを目指している。そこには差別はなく、お互いの長所や美点を認め合い、調和した様子が描かれている。
地球のギスギスした友達関係に傷ついていたエリオは、一瞬でこの共同体に魅せられ、その一員に加わることを熱望する。
こうした宇宙人同士のコミュニティーは、実際に存在するようだ。大川隆法・幸福の科学総裁は、著書『不滅の法』の中で、「現在、すでに数多くの宇宙人が地球に来ています。また、過去の文明において地球に入り込み、もはや地球人として住んでいる宇宙人も大勢いる」とした上で、「もう少しで、地球人は宇宙人と対等の立場で交流ができるようになります。そのときが来るのを、宇宙人たちは、かたずをのんで待っているのです。したがって、宇宙の人たちとも話し合えるレベルまで、人類の文化レベルを進化させることも、私の使命の一つです」としている。
宇宙空間をワープして、数百光年の時空を超えてくる宇宙船には、コンピューターやエンジンは既に使われていないともいう。UFOを心の力で動かす宇宙人と交流するためにも、もう一段の"心の進化"が地球人に必要とされているということだろう。
地球文明の中にある"宇宙的な紛争を解決する力"
また、この映画では、地球が特別な存在として宇宙人たちから位置づけられていることが示唆されている。
映画では、惑星ハイラーグの支配者で、凶暴で暴力的な宇宙人グライゴンがコミュニバースの乗っ取りを画策する。エリオはヒョンなことから、グライゴンの息子グロードンと友人となり、心を通せる。そしてグロードンが戦闘的なハイダーグの文化に馴染むことのできない、温和で心優しい性格であることを知る。
エリオはグロードンを助けるべく、コミュニバースと地球を宇宙船で往復し、危険なデブリ地帯を手動操作で乗り切る無謀な冒険へと乗り出していく。このエリオの勇敢な行動がきっかけとなって、グライゴンはコミュニバース乗っ取りを断念し、息子グロードンとの和解と宇宙的平和が訪れるのだ。
ここで示唆されているのは、エリオの友情と献身に代表される、地球文明の持つ別な理解能力や包容力の存在が、宇宙的な紛争を調停するカギとなっているということである。
大川隆法総裁による宇宙人リーディング『R・A・ゴール 地球の未来を拓く言葉』の中で、宇宙存在のR・A・ゴール(*)は、地球の特別な役割について次のように語っている。
「過去の文明のなかでは、もうちょっと宇宙との交流があったときもあったことはあったので。今、歴史に遭っていないからしかたないけれども、宇宙からいろんなものが伝わっただけではなくて、『地球から宇宙に』というときもあったことはあったんですよ。
今、宇宙、銀河のレベルで見たときには、やはり、困っている星とか紛争している星とかいっぱいあるんですよ。
だから、未来はね、まあ、『スター・ウォーズ』の世界ではないけれども、未来の世界は、今、『アメリカ 対 中国』みたいに言っているようなことが、ほかの星のなかで争いが起きているようなときにね、それは地球から(その星へ)行って、『何が正義か』というのを判定するところまで行かなければいけないんですよ」
地球文明の中に"宇宙的な紛争を解決する力となるもの"が含まれていることを示唆したこの映画は、単なる子供向けの冒険アドベンチャーでは片付けられない、ある種の精神的な奥深さを秘めているとも言える。
(*)R・A・ゴールはこぐま座アンダルシアβ星の宇宙人。宇宙防衛軍の司令官の一人であり、メシア資格を持つ。宗教家的側面を併せ持ち、惑星レベルで優れた文明をつくる力を備えている。現在、大川隆法総裁として下生しているエル・カンターレを防衛する役割を担っている。
宇宙人の存在が要請する地球人の絆と団結
映画では、お互いにすれ違ってきたエリオと叔母のオルガが、ともに宇宙人との接近遭遇を経験することを通じて、心の絆を深めるところがクライマックスになっている。
2人は地球に課せられた宇宙的な使命を実体験することで、地球のさらなる進化や、もう一段の平和の実現こそが、自分たちの生きている意味だと知り、"同志"として力をあわせて尊い目的に向かうことを決意するのだ。
そこには、肉体的な家族関係を超えた、地球人としての共通意識が、人類の未来にとって重要な役割を果たすことが示唆されているとも言える。
地球人が持つ宇宙的責務について、大川隆法総裁は著書『メシアの法』の中で次のように指摘している。
「『人々は光の線で結ばれ、お互いにつながっている存在であるのだ』ということを知ってほしいのです。
もう一段、言うとしたら、
『地球は地球だけのものではない。
地球人のためだけのものでもない。
あるいは地球の生物のためだけのものでもない。
動物や植物のためだけでもない。
地球というものにも、
やはり、他の惑星からも魂修行のために数多くの人が来ているのだ』と。
なかなか信じがたいことではあろうけれども、
そうした、魂の修行場としての地球を護り続けることも、
非常に大切な愛なのだということを、
知っておいていただきたいと思います」
宇宙人コミュニティーとの交流を通じて、一人の少年が前向きに生きる大切さを知り、地球人としての自覚に目覚めていく姿を描いたこの映画は、近づきつつある、本格的な「宇宙時代の幕開け」を予告するものでもあると言えるだろう。