《ニュース》

中国共産党に批判的な論調を展開する「エポック・タイムズ」香港版の印刷工場にこのほど、何者かが押し入って設備を破壊する事件が発生しました。中国共産党による報道機関への脅しと見られ、米議員が批判声明を出すなど波紋を呼んでいます。

 

《詳細》

12日未明、同印刷工場に覆面をした男4人が侵入。従業員を恫喝した上、印刷機器やコンピューターをハンマーで叩いたり、建設資材を投げつけたりして破壊しました。同紙はしばらく、営業停止せざるを得なくなりました。

 

この印刷所は過去4回襲撃されており、放火されるといった被害も受けています。いずれも、犯人は逮捕されていません。

 

香港版国家安全法の施行以降、多くの香港メディアが親中に傾いていますが、同メディアは中国共産党に批判的な報道を続けていました。

 

今回の事件を受けて複数の米議員が、中国共産党や香港政府を非難する声明を発表しています。