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中国統計局は16日、2021年1~3月期の国内総生産(GDP)の実質値が前年同期比で18.3%増加したと発表しました。

 

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新型コロナウィルスの感染拡大の影響で前年同期が6.8%のマイナス成長であった反動もあり、四半期ベースでは過去最高の成長率となっています。

 

産業別に見ると、自動車やセメント、鋼材が好調だったことから、工業生産が前年同期比で24.5%増。さらに、マスクやワクチン、パソコンなどコロナの関連商品が伸び、輸出(人民元ベース)は38.7%増とされています。

 

その他にも、企業の設備投資や公共投資の動きを反映した固定資産投資も25.6%増加とされています。

 

一方で、前期(2020年10月~12月)と比べると、GDPは0.6%しか増えていません。中国の成長の勢いが止まっているとの指摘がなされています。