《ニュース》

イギリスのスコットランド北部にあるネス湖で8月26日と27日、目撃情報が多数ある未確認生物「ネッシー」の大規模捜索が行われます。日本経済新聞(12日付電子版)などが報じました。

 

《詳細》

ネス湖の観光拠点「ネス湖センター」とボランティア調査チームが企画したこの捜索は、1972年にネス湖現象調査局という市民団体が定点カメラを設置して行った捜索以来の、大規模なものになるといいます。

 

今回は、これまで行われたことのない方法で調査が行われます。フィルムカメラの代わりに、湖の上空に赤外線カメラを搭載したドローンを飛ばすほか、水中での音響信号を聴くために、水中聴音装置を使用するとのことです。

 

ネス湖センターは、捜索を手伝ってくれるボランティアを募集中です。ボランティアの人々は、スマートフォンの録画機能を駆使することになります。また、湖の様子を中継するウェブカメラも設置されるため、世界中のボランティアが捜索に参加できるといいます。

 

これまで、ネッシーの死体が発見されたり、生け捕りにされたりしたことはありません。ネッシーという怪物が本当に湖にすんでいるのかについては、地元住民や専門家の間でも意見が分かれており、首の長い古代の恐竜や、巨大なウナギやイカという説もあります。

 

ネス湖センターのゼネラルマネージャーであるポール・ニクソン氏は、ネッシーについてあらゆる説を聞いたことがあるといい、中には"深海の住人"でなく、別の次元への入口を見つけているとする説もあると語っています。ニクソン氏自身は、「何かがそこにある可能性」を信じているといいます(9日付CBCラジオ)。