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世界の発電量に占める風力・太陽光の割合が、2022年に過去最高になったことを、シンクタンクが発表しました。

 

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英シンクタンクのエンバーは12日、世界の電力需要の93%を占める78カ国のデータを分析した報告書を発表。その結果、風力発電と太陽光発電によって昨年、世界の12%の電力が供給され、過去最高としています。

 

また、電力部門から出るCO2の排出量が昨年にピークを迎えた可能性があるといいます。さらに発電のために使う石炭、石油、ガスの量が、世界的な景気後退やパンデミックの年を除いて、初めて前年を下回ったといいます。

 

報告書の筆頭著者であるマウゴジャータ・ウィアトロス・モティカ氏は声明で、世界が「化石燃料の時代の終わりの始まり」に位置し、「クリーンパワーの時代に入りつつある」と述べました。