民主党勢力が「バイデン降ろし」に躍起になる中、相変わらず失態続くバイデン氏 パーキンソン病疑惑もあり、「大統領の職務全う」も困難か
2024.07(liverty web)
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画像:Andrew Leyden / Shutterstock.com
《ニュース》
バイデン米大統領は11日、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に合わせて開かれた会合で、ウクライナのゼレンスキー大統領を「プーチン(露)大統領」と言い間違えて紹介しました。さらにその後、首脳会議の閉幕を受けた記者会見でも、カマラ・ハリス米副大統領を「トランプ副大統領」と言い間違えるなど、失態が相次いでいます。
《詳細》
バイデン氏は、先月末に行われたトランプ前大統領との初のテレビ討論会で、民主党も絶望するほどのパフォーマンスの悪さを見せました(関連記事)。そのため今回の会見ではバイデン氏が「挽回」できるかが最大の焦点となっており、注目が集まっていました。
しかしバイデン氏は会見の冒頭で早速、ハリス副大統領に言及する際に、「彼女が大統領にふさわしくないと考えていたら、私は『トランプ副大統領』を副大統領に選ぶことはなかっただろう」と言い間違えました。これにはトランプ氏もSNSで「よくやった(Great job)」と投稿しています。
この会見に先立って行われた会合でも、ゼレンスキー氏を紹介する際、「決断力と勇気のあるウクライナの大統領に引き継ぎたいと思う。『プーチン大統領』だ」と述べており、重要な場面での言い間違えを重ねています。
そのほかにも、最近行われた米ラジオ局WURDのインタビューで、自身を「黒人大統領の下で副大統領を務めた初の黒人女性」と評価したこともありました。
先月末のテレビ討論会以降、民主党内や米紙ニューヨーク・タイムズ、CNNなどのリベラルメディアによる「バイデン降ろし」が盛んに行われています。
ニューヨーク・タイムズは討論会の翌日、「アメリカのためにバイデン氏は選挙戦から去るべきだ」と社説を掲載。今月8日にも、バイデン氏が「現実を受け入れようとしていない」として、大統領選からの撤退を再度要求しています。
また俳優のジョージ・クルーニー氏がニューヨーク・タイムズに寄稿し、「私はジョー・バイデンを愛している」とした上で、「11月に勝利することはないだろう」と明言。撤退を要求したことが話題となっています。クルーニー氏は民主党の大口献金者として知られ、6月に同氏らが主催した資金集めイベントで、民主党としては過去最高の2800万ドル(約44億円)以上を集めました。
民主党内でも、バイデン氏の撤退について議論が紛糾しています。上院民主党トップのチャック・シューマー氏は「バイデン氏以外の候補でも構わない」と献金者に示唆(その後の公式声明で「バイデン氏を支持する」と述べている)。ナンシー・ペロシ元下院議長が「選挙戦を続けるかどうかは大統領自身の決断だ」とバイデン氏の支持を明確に表明しなかったことも、波紋を呼んでいます。
一方、バイデン氏は選挙戦からの撤退を頑なに否定しています。米リベラルメディアABCの単独インタビューで、「もし全能の神が降りてきて『撤退しろ』と言ったら、私は撤退するだろう。(だが)全能の神は降りてこない」と述べたことも話題になりました。
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