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英医療機関の報告書、18歳未満への性別違和に対する治療は「安全である証拠がない」と指摘 人生を狂わせ、霊的な問題を覆い隠す医療に揺り戻しが 2024.04.16

2024年04月17日 05時34分49秒 | 日記

英医療機関の報告書、18歳未満への性別違和に対する治療は「安全である証拠がない」と指摘 人生を狂わせ、霊的な問題を覆い隠す医療に揺り戻しが

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画像: Marbury / Shutterstock.com

《ニュース》

イギリスの国民保健サービス(NHS)はこのほど、性別違和を訴える18歳未満へのホルモン投与などのジェンダー関連治療について、不十分な研究と非常に乏しい科学的根拠によって行われているなどと指摘する報告書を発表しました。

 

《詳細》

10日に発表されたこの報告書は、小児科医のキャス・ヒラリー医師がイングランドのNHSからの委託により調査した結果を取りまとめたものです。

 

NHSは、子供や若者へのジェンダー治療を行う機関として、約30年前から「性自認・発達サービス(GIDS)」を運営してきました。しかし2020年以降、GIDSで治療を受けたことを後悔している患者から「もっと慎重な診断が必要だった」などと訴訟を起こされています。GIDSはNHSから独立した機関に「不適格」とされ、2024年4月に閉鎖されました。

 

キャス医師は、NHSが提供するジェンダー関連治療について「ガイダンスも科学的証拠も訓練もない」状態にあると指摘。性別違和の問題を訴えて訪れた未成年の患者が、うつや不安神経症など別の問題を抱えていた場合に、適切な治療が提供されないことを問題として挙げています。

 

現在、イングランドのNHSは、性別違和を訴える患者に対して16歳からホルモン治療の処方が可能となっています。しかしこの報告書では、10代へのホルモン治療が第二次性徴を抑える「思春期ブロッカー」として使われても、安全であると裏付けるだけの「しっかりした証拠がない」と問題視。この処方は臨床試験として始まったものの、試験の結果が出る前に多くの若者に使われたという経緯を指摘しました

 

また、そもそも医師の側が、性別違和を訴える子供や若者が、「トランスジェンダー」としてのアイデンティティを永続的に持ち続けるのかどうかについては、確実に判断できないなどと指摘。「人生を変える可能性のある治療を、成人期にどうなるのか分からないまま若者に行うのは異例のこと」であり、より慎重に対応すべきとしています。


新・過去世物語 アナザーストーリー 平安時代を代表する宗教家、空海と最澄の違い 「仏性があれば、みな仏様になれる」のか? 2024.04.16

2024年04月17日 05時33分44秒 | 日記

新・過去世物語 アナザーストーリー 平安時代を代表する宗教家、空海と最澄の違い 「仏性があれば、みな仏様になれる」のか?

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イラスト:菊池としを

ユングの過去世である弘法大師・空海(774~835年)を語る時に、触れなければいけないのは、最澄(767 ~822年)だろう(ユングの過去世 心の奥に広がる「光」を求めて - 新 過去世物語 人は生まれ変わる)。

 

今回は、平安時代を代表する宗教家、空海と最澄について見ていきたい。

 

新・過去世物語 アナザーストーリー 空海の転生「ユング」は、神秘体験でガガーリンよりも先に「地球は青かった」ことを知った

 

新・過去世物語 アナザーストーリー 真言密教の法灯を受け継いだ仏教僧・空海の歩み 中国の僧・恵果和尚は空海が訪れることを知っていた

 

 

修行論のない教え。毒水の源泉は「悉皆成仏」

空海は主著『十住心論』で、まず、堕地獄の道と成仏の道の違いを説く。そして、その後に、人間の心境には十の段階があり、そのそれぞれの段階に応じた教え・修行論を説いている。

 

衆生には仏性(ぶっしょう。仏と同じ性質)が宿っているので、修行をすれば悟る可能性はあるが、誰もが釈尊の境地に到達できるわけではない。空海は「即身成仏(そくしんじょうぶつ)」を説きながらも、人が得られる悟りは修行相応のものだという「縁起の理法」を見落としてはいなかった。

 

こうした教えには、当時の時代背景が影響しているだろう。

 

同時代に活躍した最澄(さいちょう)は、人間には仏性があるから、みな仏様になれるという「悉皆成仏(しっかいじょうぶつ)」を説いたが、これに対し、南都仏教の碩学、大学者の徳一(とくいつ)が激しく批判した。

 

当時、仏教界は、「人間には、声聞(しょうもん)、縁覚(えんがく)、菩薩(ぼさつ)という三種類の性質を持った人間がいて、それぞれの修行の仕方が違う」という「三乗思想」を奉じる教派と、「それは方便であり、本当は、すべての人はみな仏になれる」という「一乗思想」を奉じる教派が激しい論争を繰り広げていた。

 

徳一は「三乗思想」の立場から、「一乗思想」の最澄を批判したが、それは的を射た指摘であった。

 

大川隆法・幸福の科学総裁は、この論争の文脈で、次のように指摘する。

 

仏性はあっても、五割以上は地獄に堕ちているわけですから、それを救うのが宗教の使命です。もし、『仏性があるから、みな成仏できるのだ』と言ってしまったときには、宗教の使命はそこでなくなって、放棄したことになります

 

ここから修行論がなくなっていく流れが出てきて、現代の新宗教のなかでも、御利益宗教には、このように成仏を甘く解釈する思想がそうとう流れています。この毒水の源泉は『悉皆成仏』のところにあるのです」(『悟りの挑戦(下巻)』)

 

 

空海の「即身成仏」と、最澄の「天台本覚思想」との違い

こうした流れの中で、徳一は真言密教をも批判。「真言密教には、『行』と『慈悲』が欠けているという、彼の立場からの批判をしつつも、同時に即身成仏は実は不可能なのではないかとの手厳しい批判」を重ねた(『黄金の法』)。

 

そのため、空海は、自分の立場を丁寧に説明する必要があった。そこで、仏性の可能性を最大限に訴えながらも、縁起の理法に則った悟りの段階論を説いていく。最澄とは違い、空海は、差別観と平等観を統合した霊的な世界観を明かしていった。

 

即身成仏論といっても、単純な天台本覚思想との違いは、空海の主著『秘密曼荼羅十住心論』において、『十住心』といって、人間の心の段階が十段階あり、そのそれぞれに対応する教えの段階があることを明らかにした点からも明らか」(前掲書)

 

空海は、既存の宗派も仏の悟りの境涯の一端を示す尊い教えと見ており、南都仏教と協調しながら教えを弘めることができた。奈良仏教界の頂点とも言える東大寺で別当(長官)を務めていたのは、その好例だろう。

 

 

最澄の天台本覚思想は、日本神道と親和性が高い

一方、最澄が唱えた、「誰もが仏になれる」という「悉皆成仏思想」や「天台本覚思想」について、大川総裁はこう指摘する。