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(ブログ全般見聞録)

「ジョージ・ジャクソン(GEORGE JACKSON)」Coverボブディラン

2016-10-18 23:22:58 | 日記





2016年10月9日RK高崎講演会にご参加、ご視聴いただき有難うございました。次回は、10月22日(土)大阪です。
richardkoshimizu official website
https://richardkoshimizu.wordpress.com/2016/10/09/%ef%bc%92%ef%bc%90%ef%bc%91%ef%bc%96%e5%b9%b4%ef%bc%91%ef%bc%90%e6%9c%88%ef%bc%99%e6%97%a5%ef%bd%92%ef%bd%8b%e9%ab%98%e5%b4%8e%e8%ac%9b%e6%bc%94%e4%bc%9a%e3%81%ab%e3%81%94%e5%8f%82%e5%8a%a0%e3%80%81/



●同時生中継
USTREAM 独立党TV【ネット中継環境に無い時はご容赦のほど】 
http://www.ustream.tv/channel/dokuritsutou


c:rkdokuritsutou1さんのライブ
http://twitcasting.tv/c:rkdokuritsutou1





「ジョージ・ジャクソン(GEORGE JACKSON)」Coverボブディラン
https://youtu.be/F6lu5Ksn4zg


大竹まこと×倉田真由美:新潟県知事選の結果と原発再稼働への民意
https://youtu.be/BHMNin5tIBA

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【●】 民進党が主導しなければ選挙協力はうまくいく?ー(田中良紹氏)
★阿修羅♪ > 投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 10 月 18 日
 http://www.asyura2.com/16/senkyo214/msg/573.html



民進党が主導しなければ選挙協力はうまくいく?ー(田中良紹氏)
http://www.twitlonger.com/show/n_1sp76a7
17th Oct 2016 市村 悦延 · @hellotomhanks


新潟県知事選挙は安倍政権の思惑を大きく狂わせる結果になった。

安倍政権が力を入れる原発再稼働とTPPに反対する野党候補が、

負けるはずのない自公推薦候補に6万票以上の差をつけて勝利したのである。

新潟県に立地する柏崎刈羽原子力発電所は世界最大級の発電量を持ち、

それが再稼働できるかどうかは福島原発事故で危機に陥った東京電力の経営の命運を握っている。

再稼働できなければ原発事故の収束や廃炉作業の計画にも影響し、

ひいては事故後の状況を「アンダーコントロール」と言って東京オリンピックを招致した安倍総理を

「国際的嘘つき」にする可能性もある。

またメディアは先の参議院選挙を「改憲勢力が3分の2を超えた」と大騒ぎし「与党圧勝」と報じたが、

東北や北海道ではTPPに反対の民意が1人区で野党統一候補を勝利に導き、

新潟選挙区でも統一候補となった生活の党(現自由党)の森ゆうこ氏が与党公明党の一部からも支持を得て

当選した。その森ゆうこ氏が選対本部長を務めたのが今回の新潟県知事選挙である。

「蟻の一穴」という言葉があるが、

強気一辺倒で攻めてきた安倍政権の政権運営にこの選挙は小さくとも侮れない穴を開けた。

原発再稼働とTPPで開いた穴が全国に広がれば安倍政権が築き上げた堤防から水が漏れだし、

経済産業省を後ろ盾とする安倍総理の政権戦略は見直しを迫られる。

安倍政権は全力でこの穴を塞ぎにかからなければならず、従って穴は安倍総理の解散戦略にも影響する。

また注目すべきはこれが野党第一党の民進党が主導する選挙でなかったことである。

初当選した米山隆一氏はかつて自民党と日本維新の会から国政選挙に立候補し、

旧民主党の田中真紀子氏や自民党の長島忠美氏に負け続けた。

それが民進党の次期衆院選候補者となっていたが、県知事選への立候補を巡って民進党に反対され、

共産党、自由党、社民党に担がれて選挙戦を戦った。

一方の自公推薦候補は長岡市長を5期務め、全国市長会会長でもあった森民夫氏である。

東京電力と対峙し原発再稼働に抵抗してきた泉田新潟県知事の対立候補として

原発再稼働賛成派から推され立候補を決断した。

ところが泉田知事は地元紙の報道を理由に選挙戦直前に知事選不出馬を表明、

そのため森氏の当選は確実とみられていた。

しかし泉田路線の継承を求める民の声が米山氏を動かし、

公示ぎりぎりの出馬表明からわずか半月で情勢を覆し6万票以上の差をつけて勝利した。

フーテンは政治の風が変わり始めたことを感じている。

自民党に戦いを挑んで東京都知事の座を勝ち取った小池百合子氏は、

今や豊洲新市場と東京オリンピック組織委員会に切り込んで世論の注目を集めているが、

力の源泉は圧倒的な民意の支持である。政治のダイナミズムは今や地方政治にあり、

国政にはぽっかりと口を開けた空洞が広がっているようだ。

国政で問題なのは民意を読み解くことに鈍感で、

その反面、自分たちの考える正論を主張するのが政治だと錯覚している野党の存在である。

2010年の参議院選挙以来5度の国政選挙で旧民主党と民進党が負け続けているのはそこに問題がある。

メディアはそうした状況を「一強他弱」と呼ぶようになるが、

それは国民が与党の政策を支持した結果ではなく、

選択の対象にならない旧民主党と民進党の駄目さに国民が背を向けた結果だとフーテンは言い続けてきた。

野党の仕事は選挙に勝って権力を奪い取ることである。

09年の総選挙で政権を獲得するところまでは良かったが、

旧民主党は官僚批判をするだけで官僚機構をコントロールする術を知らず、

また権力を維持するには国民の支持が絶対的に必要だという根本原理を忘れていた。

それが選挙公約にない消費増税を打ち出して参議院選挙に負け、

「ねじれ」を作って政権を絶命の危機に陥れるが、

その選挙結果を無視するように旧民主党は選挙に負けた菅直人氏を再び代表に選んだ。

政権与党ならやってはいけない民主主義原理の否定である。

55年体制下の万年野党は、選挙に負けることが常態化しているため、

選挙敗北の責任を取って党首が交代する必要はなかったかもしれない。

しかし政権与党ともなればそれは通用しない。

国民の審判を真摯に受け止め責任を明らかにし敗戦の総括を行わなければ国民は権力を持つことを認めない。

しかし旧民主党にはそうした姿勢がなかったため再び野党に転落し、

その体質は民進党にも受け継がれているようだ。

蓮舫代表は政権を転落させた野田元総理を幹事長に抜擢して復権させた。

新潟県知事選の最終盤に米山氏の優勢が明らかになると、

蓮舫代表は急きょ米山氏の応援演説を行ってアリバイ作りというか勝ち馬に乗るパフォーマンスを見せた。

そのパフォーマンスがなければ民進党は東京10区、福岡6区の補選と合わせ政局に影響を与える

重要な選挙ですべて敗者になる可能性があった。

しかし野田幹事長は蓮舫氏の新潟県知事選応援を「体を張ってでも阻止する」と語っていたという報道がある。

原発に賛成の連合を意識した発言ならば「なんと民意を無視した幹事長か」という気がする。

これではとても自民党の二階幹事長と比較できる器ではない。

16日、衆議院の補選で唯一の日曜日、

東京10区では小池都知事と安倍総理がそろい踏みで若狭候補を応援する姿がニュースに流れた。

ところが蓮舫代表はその日の選挙応援を見送り熊本地震の被害状況の視察だという。

テレビのインタビューで「蟻が象に挑む選挙だ」と敗北が必至の情勢を見越して責任回避の布石を打っている。

そんなことを言う前にコツコツ「蟻の一穴」を掘る努力をなぜやらないのかとフーテンは思う。

とにかく民進党の蓮舫ー野田体制は選挙に勝たないために生み出されたとしか思えない。

しかし民進党が主導的役割を果たさなかったから新潟で米山氏は勝つことができたと見ることもできる。

とにかく政治の風は変わり始めた。共産党を含めた本格的な野党の選挙協力ができれば、

自公の選挙協力に対抗できることは間違いない。

その時に民進党に主導的な役割を負わせなくするのが最善の策だというのが

今回の新潟県知事選挙の教訓かもしれない。



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【●】野党共闘確立に民進党分離と政策明確化不可欠
植草一秀の『知られざる真実』2016年10月18日 (火)
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2016/10/post-7050.html


一歩ずつだが、確実に失地を回復し始めた。


7月10日の参院選では32ある1人区で11勝した。


自公および自公補完勢力を向こうに回して、激戦を勝ち抜いた。


選挙区で勝利したのは、


北海道、秋田を除く東北、新潟、長野、山梨、そして三重、大分、沖縄だった。


獲得議席数同数の選挙区が


茨城、東京、静岡、愛知、京都、広島だった。


面積で計算すると、主権者勢力が勝利した地域が国土全体の45%。


自公および自公補完勢力が勝利した地域が46%。


両社同数の地域が9%だった。


面積で計算すると完全に互角の戦いだった。


その地域は東日本に集中している。


戊辰戦争で官軍に最後まで抵抗したのが奥羽越列藩同盟。


この地域で主権者勢力が勝利した。


これ以外では、桑名(三重)、豊後(大分)、琉球(沖縄)で主権者勢力が勝利した。


明治維新は欧州の巨大金融資本が長州を使って日本でクーデターを引き起こしたものである。


だから、明治維新後の日本政治の実権を長州が確保し続けてきた。


その政治は「金を求める政治、金の力による政治」であり、TPPを推進する安倍晋三政権にまで引き継がれている。



7月10日に実施された鹿児島県知事選では、九州電力川内原発の稼働停止を求める三反園訓氏が現職で原発推進の伊藤祐一郎氏を破って当選を果たした。


そして、10月16日の新潟県知事選。


東京電力柏崎刈羽原発の再稼働問題が最大の争点となり、再稼働反対の姿勢を明確にした米山隆一氏が原発推進と見られる森民夫氏を打ち破って当選した。


鵺(ぬえ)政党の民進党は実質的に原発推進と見られる森民夫氏を支援したが、選挙戦終盤で情勢が逆転すると、一転して米山氏を支持するかのような行動を示した。


米山氏の推薦を拒絶して自主投票を決定したのは、実質的に原発推進と見られる森民夫氏を支援する行動だった。


この決定の最高責任者は民進党代表の蓮舫氏である。


原発推進候補を実質支援して、主権者の力でその原発推進候補が落選しそうになったのを見て、選挙戦の最終局面で米山氏の応援演説に現地入りした。


こんな政党代表は後にも先にもいないだろう。


こんな人物に、支持した候補が当選したなどと言わせるべきでない。


民進党代表は原発推進候補を実質支援して、選挙戦終盤に情勢が逆転したのを確認して、慌てて米山氏支持に「鞍替え」したのである。


最低、最悪の政治行動である。


この選挙で明らかになったことは、民進党の「隠れ与党勢力」を排除して野党共闘を組んでも勝利できるということだ。


7月10日の参院選で民進党の獲得議席数は本来25だった。


これを32に押し上げたのは野党共闘の力である。


野党共闘の力がなければ民進党獲得議席数は25だった。


それにもかかわらず、この政党は野党共闘で最大の貢献をした共産党に十分な感謝の意思を表明するどころか、共産党を批判する言動を続けている。


政治を語る以前の人の道を外している。


次の選挙で、民進党が単独政権を目指すと言うなら、好きにさせるのが良い。


そんなことは地球が逆さになっても実現しない。


唯我独尊の道を進んで消滅するのが関の山だ。


野党共闘の力なくして当選できる民進党議員はほとんどいない。


そのことに気づいて、民進党の側から野党共闘に参加させてほしいと言ってくることは目に見えている。


主権者にとって大事なことは、主権者の意思に沿う政治実現を目指す政治勢力の結集である。


その主権者にとって、党の名前は本質的に重要でない。


大事なことは明確な政策公約なのだ。


「オールジャパン平和と共生」の政治運動は、


「平和と共生」の政治実現を目指す主権者と政治勢力の広い連帯、結集を目指すものである。


新進党でも、共産党でも、自由党でも、社民党でも、どの政党でもいいのだ。


公明党であっても基本スタンスを変えて同じ旗のもとに結集するなら排除されない。


政策を基軸に党派を超えて大きな連帯を作ること。


これが「オールジャパン平和と共生」の目指すところだ。




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【●】 「本間龍氏インタビュー 電通社員の過労自殺や原発プロパガンダの問題に迫ります
:岩上安身氏」 晴耕雨読  原子力・核問題
http://sun.ap.teacup.com/souun/20937.html#readmore

https://twitter.com/iwakamiyasumi

10月13日(日)16時30分~「岩上安身による「電通と原発報道――巨大広告主と大手広告代理店によるメディア支配のしくみ」著者 本間龍氏インタビュー」の実況を行います。電通社員の過労自殺や原発プロパガンダの問題に迫ります 

岩上「本間さん、よろしくお願いします」

本間龍氏「よろしくお願いします」

岩上「本間さんは、長い間博報堂にお勤めになられて、辞められて原発プロパガンダの問題に切り込んでいます。電通や博報堂はマスコミではタブーですが、IWJはまったく気にしません」

岩上「プロパガンダとジャーナリズムの区別がついていない人が多いのですが、箴言を用意しました。『およそ世の中にあふれている情報は、報道を偽装したプロパガンダだ。そしてその正体を見破り、真実を伝えるのが真のジャーナリズムだ』

岩上「ジャーナリズムは、プロパガンダと真っ向から対立するものです。あらゆるものが資本の都合に流れていくと、社会は壊れます。『記者クラブメディア』という言い方をやめて、『プロパガンダメディア』という言い方をしていこうかと思っています」

岩上「本間さんは英国生まれなんですね」

本間氏「残念ながら生まれてすぐに英国籍は捨てられてしまったそうです」

岩上「ぺんてるにお勤めになっていたんですね。広告代理店とは全然社風は違いますか?」

本間氏「全然違いますね。てっぺん(12時)越したミーティングもありました。その時間にならないと始められないんです」

岩上「みな馬車馬のように働いている?」

本間氏「そうです」

岩上「おのずと睡眠時間は2時間?」

本間氏「恒常的ではないです。プレゼンの前なんかはそうでした」

岩上「しかしそれが恒常的なところがあったんですね」

本間氏「そういう部署もあるみたいですね」

岩上「プロパガンダは本当に研究しなければなりません。ジャーナリズムが戦わなければならない」

岩上「とても悲しい問題ですが、悲しいお話から入ります。電通の新入社員の女性が過労死自殺しました。1日20時間労働という話もありましたが、次の日ゆっくり出社ということは許されるんですか?」

本間氏「甘いですよ。おそらく130時間は超えているでしょう。電通も博報堂もタイムカードはなく自己申告制です。3年目以降は年俸制になるので、残業関係なくなります。入社10年目だったら残業時間も出ません」

岩上「有給休暇は出しているんでしょうか?」

本間氏「消化しきれていないでしょう。土日出勤の代休も積み重なっていますし。高橋さんのツイート、不謹慎かもしれませんが、短い文章の中に本当に分かりやすく窮状をかきこんでいる。本当に優秀なんでしょうね」

岩上「ひどい時はどれくらいやりました?」

本間氏「僕は3徹くらいですね。もう呂律もまわりませんでした。でも、プレゼンというゴールがあるからよかった。高橋さんの場合は、ゴールが見えなかったんでしょうね。ただ、周りもみんなそうなんでしょうね」

本間氏「逃げられない。『ふざけるな』と言っても、味方してくれる人なんかいないでしょう。彼女が電通に入るときには『週休2日』とかいう建前だけを聞かされていたんでしょうね。休むこともできなかったのか…」

岩上「できなかったんでしょうね」

本間氏「博報堂では『社畜になるな』ということで寮を設けないのですが、電通にはあるんですね」

岩上「仮眠室でしょ。大メディアでも仮眠室があります」

本間氏「博報堂は仮眠室もありません。そこで暮らすやつが出てきてしまうから(笑)」

岩上「電通では過去にも過労死自殺がありました。残業時間が147時間だったとか」

本間氏「電通もガチャコン(タイムカード)に戻すべきですよ」

岩上「この自殺は2000年に最高裁が会社の責任を認めましたが、過労死の再発を防げませんでした」

本間氏「電通なんて毎年何人も死んでいるはずだし。うつもあるし。博報堂にだって毎年自殺者はいました」

本間氏「今は高橋さんの件が表沙汰になっていますが、なっていないものもある。博報堂でもそうでしたが、自殺した人のところには、まとまったお金を会社が出します。しかし2000年の裁判のとき電通はずっと突っぱねていた。すごく失礼な話ですよ」

本間氏「最高裁で負けて1億6000万円払っています。1991年の時点である程度お金を用意したと思いますが、お母さんが許さなかったんでしょうね」

岩上「朝日新聞が1面報道した以外、マスコミはほとんど報じていません。なんでこんな扱いなんでしょう?」

本間氏「電通がメディアにもっている無言の圧力。広告主を探してもらえないかもしれない、という行き過ぎた恐怖感です。朝日はよく出したなと。出すといったって、記者会見をしました、という記事であって独自の取材などでもない」

岩上「高橋さんは学生時代に『週刊朝日』のアシスタントをしていたとかで、山口一臣さんもご存知だというが、もしかしたら『あの子が…』ということで、朝日は取り上げたのかもしれないですね。しかし、重要性が伝わってくる書き方ではありません」

本間氏「電通の社内システムがおかしい、という書き方になっていませんね」

岩上「元博報堂の中川淳一郎さんという方がブログを書いています。『アマゾンドットコムの立ち上げPRのために300時間残業をした』と」

岩上「なぜそんなことになるかというと、広告会社は『所詮下請け企業だからです』と。『ネットでは電通がモンスターのように森羅万象まで牛耳っていると思われているが、実は客に忠義を尽くす社畜集団だ』と。陰謀論は誇張されたものだということですね」

本間氏「広告代理店はこんなにデジタル化が進んでも、所詮は家内制手工業。しかも受注産業。その中でどうして儲けることができたのかというと、メディアからの出稿のパーセンテージをごそっと持ってこられるシステムを作っていたからなんです」

本間氏「そこではすごい高収益だけど、他の部門では低収益。まだなんとか従業員にはお金を払えるけど、全体的に非常に生産性が低い業界です」

岩上「なんと電通からの圧力で東京MXの番組が収録直前に中止になったと」

本間氏「時間的な関係から見て、電通が圧力かけたというより、MXが自粛したんです。司会の長谷川幸洋氏にメンションもつけてツイートしてみましたが、反応はないですね」

本間氏「これ、最高記録で8911もリツイートされました。8911ってツイッターのインプレッションによれば70万人が見たということです。僕がちょっと出演して話したって、電通が広告やめるなんて言いませんよ。もし言われたら、強気で出ればいいのに」

岩上「さて、過剰労働の現場では、インターネット広告の不正請求があったそうです。犯罪です。下手すれば詐欺ですから」

本間氏「メディアは2億3000万円と言っていますが、これ、電通が過去1ヶ月分を調べた額ですからね」

本間氏「しかもどこのメディアもみんな2億3000万円と書いて、これだけだったように見える。1ヶ月分を調べた額とはどこも書かない」

岩上「これクライアントとしては激怒もんです」

本間氏「5年間やっていたとしたら100億円くらいの金額ですよ」

本間氏「副社長は『人材が不足していた』と言っていましたが、これは不足していたのではありません。インターネット広告って商売として儲からないけど人手がめちゃくちゃかかる。収益率が低い」

本間氏「バブル時代を過ごした電通の経営陣は、こんな収益率の低いところに人材をあてるのをバカバカしく思っている。テレビやラジオのような自前のシステムではなく、インターネットという自分たちが作ってきたのではないシステムでやっていかなければいけない」

本間氏「インターネット広告は電通の今までの稼ぎ方とは違う。電通って入社のうち半分以上はコネです。女子なんて年間20人も取らない。高橋さんは本当に優秀だったから、この大変なインターネット広告に配属されたんだと思うんです」

岩上「コネで入った人間が努力してきた人間の上で働いている」

本間氏「電通内格差です。しかも、電通の下請けだってあるわけだから、ものすごい現実があると思います。電通というピラミッドを維持するために家畜のように働かされて」

岩上「先ほど電通が日本を牛耳るモンスターだというのは勘違いだということでしたが、実際にはどういうところなのか」

本間氏「広告を作るだけでなく、戦略の立案や、メディアの枠を買います」

本間氏「意外に知られていませんが、クライアントの未払い代金の支払いもやる。メディアから見ればデンパクは銀行でもあります。これは大きいです。これは資本力がないとできません。デンパクが通していれば、絶対にお金が入ってきます。だから逆らえない」

岩上「リスクを代行してくれたら、逆らえないですね」

本間氏「デンパクが悪いと聞こえるかもしれませんが、とりっぱぐれというリスクもかぶっているわけです」

岩上「欧米との違いは?」

本間氏「欧米では一業種一社制ですが、日本は一業種何社も扱えます。だから寡占化する。寄らば大樹で、すべてのスポンサーが大きいところに集まった。だから電通・博報堂がどんどん大きくなっていった」

岩上「独占禁止法でデンパク解体したらどうですか?」

本間氏「独禁法で抵触するのは電通だけでしょう。博報堂はそこまでいっていない。一番現実的なのは電通を2つに分けること」

岩上「広告制作部門とメディア購入部門が一緒になっているのも日本ならでは?」

本間氏「海外からみると変です」

岩上「日本の場合メディアのためにデンパクがスポンサーに枠を売る。全面依存ですね」

本間氏「日本の広告費は年間6兆円。そのうち電通の売り上げがたしか全世界で2兆4000円」

本間氏「ということは、あとちょっとで半分です。独禁法違反になるかもしれない。でも独禁法は国内だけ。今、海外の広告会社もバンバン買っています。単独では世界第一位の売り上げ。システムを変えないと膨張が止まりません」

本間氏「インターネット広告の不正が報道されたことは、世界に膨張する電通にとって、実はけっこうな痛手だったはずです」

岩上「電通の歴史を見ると国策に従って動いてきた」

本間氏「4代社長の吉田さんが『鬼十則』というものがあってこれがまた面白い。一方の博報堂は電通の規模の約半分。出版業として始まったので出版広告には強かったのですが、電波メディアには乗り遅れました」

岩上「その他の企業はどなっているんでしょう?」

本間氏「3位はアサツーディ・ケイですが、博報堂の半分以下です。CMの作品勝負なら勝負はいくらでもできますが、メディア枠の購入では、電通と博報堂に勝つことはできません」

岩上「新潟県知事選の話をしなければなりません。泉田裕彦知事のフェリー購入問題を執拗に報じた『新潟日報』は、知事の回答を載せません。原発という選挙の争点を隠すように泉田知事攻撃を繰り返して。これも形を変えた原発プロパガンダですよね?」

岩上「泉田知事は、『『新潟日報』が、東電からいくらもらったのか知りたいです。もう一個聞きたいのは、森候補と幹部が何回会食をしたのかです』とお答えになりました」

岩上「森民夫さん、森邦男さん、小田敏三さんという三名が泉田知事を陥れるプロジェクトを進めているそうで、『MMO』と呼ばれているそうです」

本間氏「僕もきいたことがあります」

岩上「泉田知事が記事訂正を求めても載せない」

本間氏「それはひどいですね。泉田さん、こんな問題があったって選挙で勝ったでしょうに。惜しいです。元経産官僚だからやり口もわかっているし」

岩上「ある記者から『それ以上取材するな。それ以上取材するとドラム缶に入って川に浮かぶぞ』と脅された話を聞いたと。スクープでした」

本間氏「ずいぶん踏み込みましたね」

岩上「新潟日報のOBである篠田昭新潟市長が森民夫候補の応援に入っています」

岩上「さて、これまでの新潟日報はどうだったのか。本間さんは地方紙を分析されていますが、なぜ地方紙を分析したのでしょう?」

本間氏「地方には地方紙しか読まずに死んじゃう人もいます。そこで原発バンザイと書いてくれれば影響力は絶大」

本間氏「福島では福島民友も福島民報もどちらも大賛成にまわった。電源三法交付金が雨あられのように降ってきますから。福井では事故が多かったので、90年代以降は慎重になります」

本間氏「2000年頃の福島民報がひどかった。新幹線通って、顔の描いてある原発がニコニコして、『21世紀の幕開け』と30段の広告をダーンと。ところが新潟日報というのは、原発のある地域の新聞にしては、まともでした」

岩上「県内シェア1位で47万部」

本間氏「これは福島よりずっと多い。経営基盤が全然違うんです」

岩上「是々非々の立場をとっていたと」

本間氏「1996年に巻町原発の建設をめぐって住民投票がされた際、東電が350段もの広告を毎日出した」

本間氏「通常、それだけの広告をもらった新聞は、記事も原発翼賛になっていく。ところが、新潟日報は、投票までのあいだ本当に公平な報道を続けました」

岩上「当時は気骨があったんですね」

本間氏「しかも、東北電力と原発推進派が会食をしているスクープまで出していた。メディアとして当たり前ではあるけれど、原発立地県としては非常に珍しい。僕は新潟日報はそういう新聞なのかなと思います」

本間氏「新潟日報は特集記事で『原発は必要か?』という特集を月1でやっている。それも原発に否定的な筆致です。新潟は中越地震もあって、柏崎刈羽原子力発電所が実際に火吹きましたから」

岩上「泉田知事のもと免震重要棟も建設され、福島の避難者も新潟にたくさん流れてきた」

本間氏「今回の泉田下ろしには、ものすごくびっくりしましたね」

岩上「県民の6割が原発反対の中で原発反対を言わないわけにはいかない。やっぱり東電広告が大きい?」

本間氏「東電が広告5回出したといいますが、15段も1回だけだし、金額も小さいものです」

岩上「民進党は連合の意向をくんで米山さんを支持しませんでしたが、どうご覧になっていますか?」

本間氏「民進党がもっとしっかりしてくれないと」

岩上「我々市民はプロパガンダに勝てるのか?」

本間氏「プロパガンダやるほうが圧倒的にカネ持ってますからね」

岩上「電力会社が1970年代から3.11までの40年間に使った宣伝広告費、2兆4000億円!事故が起こるたびに広告費が上がる」

岩上「福島や新潟に犠牲を押しつけていいのか?」

本間氏「いまだに東京でそのことを知らない人もいますからね」

岩上「新潟日報にはお引き取り願いたいです。でもここに米山さんという方が出てきて、市民の応援もありますから。それでは、続きは後編です」

以上で「『原発プロパガンダ』著者 本間龍氏インタビュー」の実況を終了します。動画アーカイブは準備が整い次第、IWJのホームページ(http://iwj.co.jp )に掲載します。

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コメント 投稿者:にいのり

2016/10/17 3:18

「電通」に、CSRという観点からも恥ずかしくない労務管理をやってみせろと、例えば労働基準局なりなんなりが命令したとしても、私は100%不可能だと思います。なぜなら、これまでも断片的に洩れ伝わって来ている「電通」なる会社の経営陣が有能なはずがない、いや無能でおまけに俗悪であるのはほぼ間違いないだろうから。
で、肝心なのは「出来ないなら仕方がない」のではなく、その程度の事すらできない会社が何故か規模のメリットを享受しているという異常な状況をなくすよう、社会のみんなが具体的に動き始めるべきだという事。
CSRとやらに取り組むのであれば、「電通」なる内部調査すらまともに出来ない汚物レベルの会社に、知ってか知らずか発注を繰り返していた諸企業は、その事実を社会に公表し、今後どういう対応を取るのか明らかにすべきだ。
本当に広告効果があるのかどうかも分からない、自分たちの下らないCMのために、人が死んでいるという事実から目を逸らして「社会的責任」とか、ちゃんちゃらおかしい訳です。
CSRと言えば、ISOナンチャラ取得とかアピールしてみせる企業が増えていますが、「電通」の動き次第では、ISOなるものの欺瞞可能性も世界レベルで問われる事にもなろう。


★詳細はURLをクリックして下さい。

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★独立党 阪大荒田名誉教授の「固体核融合」実用化を支援しよう!★
http://dokuritsutou.heteml.jp/newversion/aratasensei.html



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【●】みんなでいっしょに考えよう!TPP 全編
http://youtu.be/IrVpfMixi6s

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【●】アメリカ市民団体がTPPについて報道した驚異の内容1
http://youtu.be/nwKP2Yug9D8

アメリカ市民団体がTPPについて報道した驚異の内容2
http://youtu.be/d5xso5pWW9s

世界を支配する原理及び権力維持の源泉は神・金・力 2014/4/29 https://youtu.be/2zqvCZ1hSEA

TPPで日本は郵貯・簡保の資産を無差別開放させられる
https://youtu.be/G_mRJcdJpRg

降って沸いた「TPP」の謎?! 10/11/06
http://www.youtube.com/watch?v=JvBhl7rt4rU&feature=related

TPPのひみつ
http://www.youtube.com/watch?v=GqqUieLxtBY


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