今日の覚書、集めてみました

いつの間にか、10歳になりました。

所詮守銭奴同士だもの その3@テレグラフ

2007-07-30 12:58:43 | Telegraph (UK)
つづき
Analysts at Cazenove have estimated that the CDB deal will generate £500m of additional profits for Barclays by 2010. That is about £120m more than Barclays made from its Barclaycard operations last year. Cynics point out that JP Morgan Cazenove is Barclays' corporate broker. Other analysts are less bullish. Tania Gold at Dresdner Kleinwort says: "A big part of this deal with CDB is about the additional cash it gives Barclays to fund the ABN offer. There are clearly opportunities it throws up, but those seem to be in the medium to long term."

Cazenoveのアナリストは、CDBとの取引は2010年までに、バークレーズに£5億の追加利益を生み出すだろうと予想している。
バークレーズが昨年バークレーカード事業で儲けた金額を約£1億2,000万上回る計算だ。
皮肉屋は、JPモルガンCazenoveはバークレーズのコーポレート・ブローカーではないかと指摘する。
他のアナリストはそれほど強気でもない。
ドレスナー・クラインオートのターニャ・ゴールドはこう語る。
「ABN Amro買収の資金調達用追加キャッシュをバークレーズに与えることが、CDBとのこの取引の殆どを占めている。明らかにチャンスは生み出すだろうけれど、中長期のことのようにみえる」。

Another analyst is even more critical: "If the Chinese state development bank wants to fund the Burmese government to log Burma, is that really the type of thing that Barclays is going to be interested in?"

また別のアナリストはもっと厳しかった。
「中国の国営開発銀行がビルマ伐採の為にビルマ政府に資金調達したがったらどうするつもりだ。それは本当にバークレーズが関心を持つような類の商売なのか?」。

もとよりバークレーズは守銭奴ですから…だからボイコットもあったんじゃん…。

CDB has committed to investing £1.5bn in Barclays, with that figure rising to £6.6bn if the UK bank wins the battle for ABN. At the higher level, this would be the biggest equity investment by any arm of the Chinese state. It would dwarf the investment by the Chinese State Investment Company in Blackstone, the US private equity giant. It would tower over the $4.2bn that China National Petroleum spent in October 2005 to buy Petrokazakhstan, an oil company listed in Canada. It would make the rest of China's major investments in mining, oil and metals assets in Russia and Africa look like pocket change.

CDBはバークレーズに£15億を投資すると約束しているが、バークレーズがABN Amro買収合戦に勝利すればその額は£66億に増える。
より目線を高くすれば、中国政府の一部門が行った最大の株式投資となるだろう。
中国国家投資会社の米系巨大プライベート・エクイティ会社のブラックストーン投資も、ちっぽけなものになるだろう。
カナダで上場している石油会社のペトロカザフスタン買収の為に、2005年10月に中国石油天然ガス総公司が費やした$42億をも超えるだろう。
他全てのロシアやアフリカでの鉱山、石油、そして鉱物資源への中国の大規模投資も、まるで小銭に見せるだろう。

But having the Chinese government as Barclays biggest shareholder also exposes the bank to potential criticisms over corporate social responsibility issues. For a bank whose reputation has already been through a battering for dealing in apartheid era South Africa, this seems a brave move.

しかし中国政府をバークレーズの最大株主とすることは、この銀行を企業の社会的責任問題を巡る潜在的な批判にさらすことも意味している。
南アフリカのアパルトヘイトにおける取引のせいで既に評判が叩き潰されて地に落ちている銀行としては、これはなかなか果敢な動きに見える。

超イヤミ。不覚にもワロタ。

"I understand some of those criticisms," says George. "But one has to realise that China is making progress. You can't move from where they were to where they intend to be overnight. It's a huge administrative effort."

「それらの批判も理解している」
とジョージは言う。
「だが、中国は発展しているんだと理解しなければならない。一朝一夕で変わるわけがないだろう。大変な行政努力が要るんだ」。

He says: "I'm a very old man now and I look back at the experience I've had in this country. For the first half of my career the Bank of England was administering direct controls on the financial system on behalf of government. It took us 25 years to move to the market-based system we have got today.

彼はこう語る。
「私は今ではとても老いているし、この国で得た経験を振り返っている。イングランド銀行での私の職業人生の前半は、政府の代理として金融システムに直接的コントロールを与えることだった。今のような市場ベースのシステムに移行するまでに25年かかった」。

"China is still somewhat early in that process and so on but it knows where it's going."

「中国は未だそのプロセスの初期段階などにあるわけだが、自分達どこへ向かっているか中国はわかっている」。

記者は「改革開放からどれだけ経ってるか知ってる?紙と鉛筆かしてやるから計算してみろ」と言ってやれば良かったんだ。



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3 コメント

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失礼なので削除 (喜多龍之介)
2007-07-30 18:49:45
以上。
返信する
Unknown (am)
2007-07-30 19:25:38
there's no reason to fear china,の記事でもちょっと思ったのですが、英国(の一部の人々)は中国文化への憧憬があって、それが今日日の政治問題を扱うに際しても影響を及ぼしているのでは、と。景徳鎮の磁器とか。
何やら東洋の神秘とかいう幻想があるのかな。そんなもの微塵も無いよ、っていうほうがさばさばしていて好みなんですけど。
あるいは毛沢東への郷愁とか(笑)

それはともかく、自分たちは中国に対しても上手くやる自信なのでしょうか。何枚も上手のつもりで。

でも「英国」に育まれて来た英国人が、結果として英国を損ねてしまうことに耐えられるのか。気づいたら遅かったというのでは、憤死するのは当人かも。英国人こそ愛国心の化け物だと感じていたので。
返信する
amさん (喜多龍之介)
2007-07-30 19:41:10
コメントありがとうございました。

>英国(の一部の人々)は中国文化への憧憬があって、
>それが今日日の政治問題を扱うに際しても
>影響を及ぼしているのでは、と。景徳鎮の磁器とか。

全く同感です。私も常々そう思っています。
勿論、金の臭いを嗅ぎつけているのもあるのでしょうが、
そうではない部分でオリエンタル幻想を抱いて
「綺麗な」文化と歴史を愛して、その延長線で
中国共産党の中国も愛しちゃってるんじゃないかと…。
恋は盲目ってやつですね。

それに中国は戦勝国、なんてとんでもない誤認が
60年間も粛々と植え付けられておりますので、
今の現役は勿論、ジーサン軍団なんかもその考えに
どっぷりいっちゃってるんじゃないかと思います。

>それはともかく、自分たちは
>中国に対しても上手くやる自信なのでしょうか。
>何枚も上手のつもりで。

そこはそれ、毛唐の傲慢さでしょう(笑)。
それか、きっちり上手くやれる人間が阿呆を上手に踊らせているか…。

>気づいたら遅かったというのでは、憤死するのは当人かも。

一般人は既にかなりトサカに来てますしね。
学校で「中国人生徒の上限」を定め始めているのはその一例でしょう。
まあ、高等教育を未だにリベが牛耳る大学で受けてしまった人間は
折角パブリック・スクールなどで純粋培養されても20前後で
あっち逝き、とならんとも限りませんし。

なににせよ、イギリスの文化と歴史を愛してしまった者には辛い話です。
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