天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

吉祥寺の水族館

2024-06-10 05:37:17 | 身辺雑記



きのう結と吉祥寺へ行った。
そこへ行くと総武線と東西線を見ることができるのが当地まで行く衝動のひとつだがそれに乗ることを拒む。いま中央線には乗るがほかは拒む不可思議な子である。総武線と東西線のホームへ行くが歩きつつ「乗らないよ」と言う。しかしそれらをしばし眺めると心足りてか駅を離れる。
吉祥寺と動物園が結びついていて駅を出ると行先はわかっている。先日動物園へ来た帰り、井の頭池へ立ち寄った。そこで水を見るや走り出し、噴水がしぶきをあげて濡れそうになるスポットへ来てしばし見入っていた。池のまわりを駆け回った。池は気に入ったようだ。
きのうは池を通ってから動物園へ行こうと思った。
橋を渡ったすぐのところに水族館があった。動物園の入場券で水族館も入場できるのだが来たことがなかった。
そう期待せず入ったが結は興奮した。






「ね、みて、みて」と爺を促し水槽を次から次へと見て歩く。せっかちでひとつをじっくり見ずここも駆け巡る。1周しても飽きず同様のスピードで「ね、みて、みて」と声を上げながら爺を連れまわしている気分のようだ。
1周30mほどの水族館を5周ほどしてやっと落ち着いた。
動物園で山羊を見たときも思ったのだが東京の人間はいかにほかの生物と切り離された空間に生きているのか。いろいろな魚を見てそのすばしこさ、美しさを見て愕然とした。
むかし鮒や泥鰌を川で獲って食べた。そんなこと現在の首都で考えられない。

ここは来ておやっと思ったのは「ウグイ」と表示された魚の群がやけに黒かったこと。ウグイは父が天竜川でしゅっちゅう釣った魚。池に放したし食べもした。だからい色はよく覚えているがアンコウのように黒くはなかったはず。
図鑑で調べても鮎のような淡い色。表示は間違っているのか変異したのか。疑問を持った。



カイツブリは動きがすばやく予測できず、最高におもしろい存在


水族館で思いのほか時間を費やしたので動物園へ行く時間がなくなり帰宅となった。
ともかくもう一度、動物園より先に来ていい場所だと感じた。それは収穫であった。
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