天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

大阪府知事の野戦病院を支持する

2021-08-30 05:07:16 | 政治



大阪府の吉村洋文知事は28日、民放番組に出演し、「大阪で野戦病院を作る」と述べ、新型コロナウイルス患者を受け入れる1000床規模の臨時医療施設を設置する方針を表明した。大阪市住之江区にある国際展示場「インテックス大阪」の利用に向け、同展示場の運営に関わる大阪市の松井一郎市長と調整しているとした。

新型コロナウイルス関連で大勢の政治家がさまざまなことを言ってきた。小池東京都知事の「東京アラート」「ロックダウン」「パンデミック」などの和製英語、片仮名の浮ついた言葉が去年メディアに踊った。菅首相はオリンピック・パラリンピックの開催と感染症増大の危惧について何度問われても発言をずらし、核心に向いて言葉を発しようとしなかった。それが彼の支持率低下に結びついているのは明らかであろう。
他の閣僚にしてもたいした政策がないのにいかにも働いています、という発言を繰り返し自分を守ってきた感じがする。
それに比べて今回の吉村知事の「野戦病院」計画には実(じつ)を感じ、「実のあるカツサンドなり冬の雲 軽舟」なる句を思い出した。

政治家のみなさんはそれぞれ一生懸命何かしているのだろうが、外出自粛と飲食店経営者に無理をさせたことばかりが印象に残っている。
予防接種をしなさいと声高に叫んでも薬が追いつかないとか異物が混入したとかのマイナス要因が足を引っ張る。
結果、病院が収容できない感染者は自宅で寝ているしかない。ゆえに野戦病院というのはわかりやすい。もっといい政策、それは感染した病人に投与して治す薬があることだが、世界を見ても夢のまた夢であるから野戦病院をあつらえるのは現実に適っている。

既存の箱ものを利用するのは現実的である。「インテックス大阪」は国際展示場ということだが展示はこのさいしなくてもどうということはない。病人の回復に使うというセンスを支持する。吉村知事のほかの言動はまるで知らないがこの事に関してはアイディアを発揮した。久しぶりに政治家の言葉に中身を感じた。
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